T-0648-tsurugi
ソジャキ
危険度 X
【外見】
魚の口内に寄生する「タイノエ」に酷似した生物です。全長は最大で3cmほど。前足以外はブラシ状の細かい脚をもちます。背中には噛み合わせた歯のような模様があります。
【生態】
卵を経口摂取することで寄生すると考えられていますが、現在成長した生体のみ確認されており、正確な侵入経路は不明です。宿主の口内に張り付いて生活します。可視光下において透過する性質をもつため、歯科健診など口内を見る際に認知されることはほとんどありません。
口内の食べ残しの摂食に加え吸血も行いますが、行う場所はもっぱら口内炎などの傷口からです。ソジャキが吸血することでむしろ患部の治りが早くなるという傾向もみられました。
しかしながら、この生物の「主食」は咀嚼音です。噛むことにより発生する振動・音をエネルギーに変換します。この生態のため、吸血時にホルモンを注入し、宿主の噛み応えのある食事への欲求、良く噛むことによる食への満足感を増大させることによって咀嚼を誘発し、必要なエネルギーの大部分を賄っています。
しかし近年は歯応えのある食事の減少など食の簡便化が進み、このルートでのエネルギー摂取が難しくなっています。このためそれ以外の方法、特に吸血の頻度が増加する他、ホルモン注入によって宿主に「固いものを食べたい」という欲求を強度に誘発させることによって、宿主の鉄分欠乏、氷食症などの症状が発現することとなります。
【捕獲方法】
前述の通り可視光では認識不可のため、歯垢染色液などで表面に付着したものから間接的に存在を把握することが可能です。また光の強度が強いほど透過性が高まる性質があるため、ごく少量の光を照射し超高感度カメラで撮影する、などの手法でギリギリ存在を目視確認することができます(体色などが判明しているのはそのため)。
ただし吸着力が強いため摘出するのが困難であること、また対処さえ適切に行えば実害がほとんどないことなどから、現状寄生が発覚した時点で「共生」する方針をとるのが望ましいとされます。
【共生の手引き】
宿主は吸血による鉄分不足に対処するため、鉄分を多く含む食べ物を摂取すること。また普段から食事を良く噛んで行うことに加え、週に一度程度「給餌」として煎餅など固いものを食べるとよいです。また口内環境がソジャキの体調に影響を及ぼすため、食後は歯磨きを忘れないように。
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