C-005-Protocolねこ/スローダウン:遅くする銃

研究担当:第零生物研究支部

スローダウン  危険度:XX

生態

ハンドガンに擬態した生物です。

スローダウンは、2日に1回の血液供給を必要とし、これを欠いた場合は死亡に至ります。

命中した生体の動きを遅くします。

使用方法

制圧隊、研究所直轄 第零実験対応隊、に使用が認められてます。

弾を撃つごとに寿命を5秒使用します。

内部判断メモ(抜粋)

対象装備〈スローダウン〉の副作用として確認されている

「使用者の寿命消費」について、以下の通り判断を記録する。

本現象は、即時の身体的損傷を伴わない。

そのため、現場において軽視される危険性がある。

私はこの点を最も重大な問題と考える。

5秒という数値は、統計的には無視できる時間に見える。

しかし、これは「消費されたことを自覚できない代償」である。

自覚できない犠牲は、最も管理が難しい。

本装備は、使用者の命を削ることで

対象の異常性をわずかに遅延させている可能性がある。

言い換えれば、我々は時間を買っているのではない。

我々自身の時間を支払っている。

以下を厳守する。

・使用は最小限に留めること

・連続使用を前提とした作戦を立案しないこと

・「撃てば何とかなる」という誤解を現場に残さないこと

この装備は希望ではない。

撤退のための猶予を作る装置にすぎない。

黒崎 恒一

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