研究担当:第零生物研究支部
スローダウン 危険度:XX
生態
ハンドガンに擬態した生物です。
スローダウンは、2日に1回の血液供給を必要とし、これを欠いた場合は死亡に至ります。
命中した生体の動きを遅くします。
使用方法
制圧隊、研究所直轄 第零実験対応隊、に使用が認められてます。
弾を撃つごとに寿命を5秒使用します。
内部判断メモ(抜粋)
対象装備〈スローダウン〉の副作用として確認されている
「使用者の寿命消費」について、以下の通り判断を記録する。
本現象は、即時の身体的損傷を伴わない。
そのため、現場において軽視される危険性がある。
私はこの点を最も重大な問題と考える。
5秒という数値は、統計的には無視できる時間に見える。
しかし、これは「消費されたことを自覚できない代償」である。
自覚できない犠牲は、最も管理が難しい。
本装備は、使用者の命を削ることで
対象の異常性をわずかに遅延させている可能性がある。
言い換えれば、我々は時間を買っているのではない。
我々自身の時間を支払っている。
以下を厳守する。
・使用は最小限に留めること
・連続使用を前提とした作戦を立案しないこと
・「撃てば何とかなる」という誤解を現場に残さないこと
この装備は希望ではない。
撤退のための猶予を作る装置にすぎない。
黒崎 恒一
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