研究担当:第零生物研究支部
ヒプノフェイス 危険度:XXX
生態
異次元から孤立した人を見つけると、その人物の脳内にヒプノフェイスの肉の一部を埋め込みます。ヒプノフェイスの肉の一部を脳内に埋め込まれた人間は「I-004-Protocolねこ-A」と呼称します。I-004-Protocolねこ-Aにはカリスマ性が生まれ、催眠能力が覚醒します。I-004-Protocolねこ-Aの目的は、人を集めることです。
新宗教ヒプノ
20XX年4月3日、宗教「ヒプノ」が設立されました。
設立から1週間で信者数が急速に増加しましたが、その異常な増加率から、不可視生物が関与しているのではないかという意見が会議で出ました。
そのため、第零生物支部の代理主任研究員・一ノ瀬凛に宗教ヒプノの調査が命じられました。
–記録–
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年4月13日
今日、宗教ヒプノに潜入した。
そこで教祖と出会った。
その人物は異常な雰囲気を醸し出していた。
その雰囲気は、まるで異次元生物のようだった。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年4月14日
潜入から2日目
信者たちの様子が明らかに異常だと感じ始めた。
彼らは教祖を異常なほど崇拝している。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年4月15日
教祖の視線と同時に、思考がゆっくりと侵食されていく感覚を覚えた。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年4月27日
この1週間ほど、教祖や宗教ヒプノのことが頭から離れず、この記録を書くことすら忘れていた。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年4月30日
明日、教祖様にお会いできる。
それだけで胸が満たされる。
この気持ちは、きっと救いなのだ。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年5月1日
朝起きたとき、思い出した。
私がこの宗教に潜入していることを。
3時間後に教祖に会う。
あれは、普通の人間ではない。
教祖と話しているうちに、あることに気づいた。教祖の額から、謎の肉片のようなものが現れた。
あれのせいだろうか。
だんだん意識がぼやけていく。
記録者:一ノ瀬凛
記録日:20XX年5月2日
昨日の出来事から、教祖が不可視生物と関係している可能性が高いことが判明した。
1週間後、教祖は信者を集めて演説を行う予定である。
その場で、教祖が不可視生物であるかどうかを判断する。
記録者:水無月 白
記録日:20XX年5月10日
この後の記録は、一ノ瀬研究員から聞いた証言をもとに記したものである。
その日、教祖は信者全員が集まっていることを確認した。
直後、教祖の背後から異次元生物が出現した。
その生物は信者たちを襲い始めた。
だが、信者たちは叫ぶことも泣くことも逃げることさえしなかった。
ただ、喰われることに喜びを感じているように見えた。
私はその場から退避した。
武器を持参しなかったことを、心から後悔している。
再び現場へ戻ったとき、そこには教祖の遺体だけが残されていた。
その教祖遺体は笑っていたそれを見て恐怖に感じた
–解剖結果–
教祖の脳内から、異次元生物の肉体の一部が発見された。
この生物を「ヒプノフェイス」と命名した。
補遺
メモ
なぜあのとき、私は武器を持っていなかったのか分からない。
普段であれば常に携行しているはずなのに。
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