クリテラミ 危険度:XX
【外見】
直立二足歩行を会得しているように見えるウシです。手や足の形を除けばヒトのような姿形をしていますが、通常のウシよりも頭部が小さく、また毛も一部禿げています。こちらの世界に現れる際、未知の動物由来の毛皮を使用したコートを着用していることが多いため、クリテラミは異次元の人類だという提言が存在します。
【生態】
パソコンが存在する地域には出現する可能性が少ないながらもあります。パソコンの普及にともなって発見率が上がっていることから、クリテラミはパソコンを次元移動の道標にしている可能性があります。
クリテラミは恐らくヒトに近しい、或いは同等の知性を有しています。私たちの次元に訪れた個体が携帯電話などの道具を使用したり、新聞を読める言語体系であることからも指摘されています。しかしながら現在まで発声が記録されたことはなく、音声発音が存在していない虞があります。不必要な敵対は避けるべきです。
クリテラミは有性生殖と無性生殖の両方を行うことができます。無性生殖により出産された子供は百パーセントに近しい確率でアモルファス球状核となってしまいますが、クリテラミは敢えてそれらを産んでいます。私たちの次元に出現したクリテラミは無性生殖によって出産を行うと、その産んだ子を近くにあるパソコンに押し付け、次元の移動をさせます。これにより産まれた子は圧縮されてパソコン内にファイルとして存在することになります。このファイルを解凍すると、生体情報やもし有性生殖で産まれていた場合のシナリオを含んだ5テラバイトの大きさを有したファイルとなることから、クリテラミは「高圧縮ファイル爆弾」を残していく生物として有名です。次元移動によりパソコン内にデータとして移行する仕組みについては未解明です。C-004-starkaki〈ケトイ〉を用いた実験より、パソコン内への移動能力は子が持っているという点のみが明らかになっています。
クリテラミがこのような行動を起こす理由について、「旅行客仮説」が挙げられます。これは迷惑観光客がその地域の名所に自分達の名前を刻むように、クリテラミも次元間旅行に際して自分の分身とも言える無性生殖の子を近場のパソコンに残し、爪痕を残しているのだという説です。真相は不明ですが、なんにせよ見覚えのないファイルには絶対に触れないでください。
【捕獲方法】
クリテラミは警戒心がとても高く、発見するとすぐに次元移動によって逃亡します。罠にもひっかかりません。
残された子は圧縮個体であれば弊研究所が所有する専用のパソコンに移され、不可視生物の遺伝子研究に応用されています。
また、弊研究所に所属する一部職員は当生物を「二次元へ移動する」という目標を以てして指名手配にしており、一大勢力となっています。予算引き上げの希望が届けられますが、それらは全て棄却されます。
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