オサシキャー 危険度:XX
【外見】
全長2m程の、燕尾服を着たヒト型の針葉樹です。足に当たる部分は存在しておらず、葉も頭髪に当たる部分以外に存在していません。手に当たる部位(以降、手枝と呼称)の先には細く長い枝が生えています。
【生態】
森林のギャップに生息しています。現在残されている4個体が所属する森林は研究員、本部所長以外には秘匿されます。これはオサシキャーの万が一の伐採を防止するためであり、生態系保全のためです。
オサシキャーはヒトを除く森林に存在する生命体の行動を操作することが可能であり、操作する際には手枝で4拍子の指揮を行います。これによる作用影響かは不明ですが、オサシキャーが所属する森林は通常の森林に比べ1.3倍ほど拡大速度が高い傾向にあります。
オサシキャーはヒトの感情を読み取ることが可能です。これにより、明確な伐採意識及び生物狩猟意識のあるヒトが侵入した際、指揮能力により何れかの既存の生物及び不可視生物による強制退出を行います。この強制退出は樹木もしくは生物を傷つけていなければ、負傷こそ負いますが殺害されることはありません。反対に、植物に給水や動物に給餌を行うヒトにはお礼として果物やオサシキャーの根の一部などを与えます。オサシキャーの根は荒れ地にも森林が作れる程の肥料効果があります。
オサシキャーは伐採されない限り不死、或いは超長寿であると考えられます。
【捕獲方法】
シャベルにより根ごと引き抜けば捕獲できますが、当生物の捕獲は禁止されています。
【発見及び歴史】
オサシキャーは19██年、███山を購入した特異体質を持つ████により発見、弊支部に報告されました。当時の支部長であった隅山蓮は武装隊を編成し、研究目的の捕獲計画を実施しました。不幸にも███山に所属していたオサシキャーは西端から10メートル地点に位置していたため、隅山氏による捕獲計画は極少数の殉職者で成功してしまいました。
オサシキャーが引き抜かれた途端、森林に存在した全ての樹木が落葉し、動物が死滅しました。3日程経過する頃には樹木は枯死し、動物も白骨化し、残されたのは土と死体の山でした。オサシキャーは支部が所有する土地に移されましたが、1週間後には枯死しています。当計画を指揮した隅山氏には即刻解雇処分が下され、収益として得ていた財産の没収がなされました。
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