P-008-Protocolねこ/ジャスティスウイルス:正義とは

研究担当:南極支部 第零生物研究支部

ジャスティスウイルス 危険度:XX

発見場所

南極大陸で発見されたウイルス型の無気配生物です。

投与実験

20XX年2月20日に行われました。

被検体:イーサン・ヴァラー

日付・事象

20XX年2月20日

南極基地にP-008-Protocolねこを発見。投与実験開始。

20XX年2月20日

投与直後、被検体の身体能力向上と正義感増幅を確認(回復・強化フェーズ)。

20XX年2月21日

精神負荷フェーズが発生。一部被検体が危険任務に自発的に挑む行動を観察。

20XX年2月21日

小規模混乱発生、研究員への危険行動あり。致死性は低く、軽傷者のみ発生。

20XX年2月22日

制圧隊が介入。被検体隔離、危険行動停止、基地秩序回復。

20XX年2月23日

実験終了。P-008-Protocolねこの人体投与中止、倫理的危険性が確認される。

実験後のイーサン・ヴァラー

P-008-Protocolねこ投与実験後被検体 イーサン・ヴァラーは南極基地にて完全隔離。

身体能力強化:維持

正義感増幅:沈静化せず

精神状態:安定している

南極での長期隔離は非効率と判断され、

イーサンはニューヨーク支部へ事実上の左遷として移送されました。

表向きの理由

精神回復プログラムへの参加

都市環境下での長期経過観察

実際の目的

P-008-Protocolねこの影響下での行動傾向を都市部で確認すること

ニューヨーク到着後、イーサンは次第に周囲へ強い不満を示す。

犯罪が「見過ごされている」ことへの怒り

法や組織の対応の遅さへの苛立ち

自身の力を「使うべきだ」という思考の強化

ある夜、ニューヨーク市内で複数の異常報告が発生。

違法組織の拠点が“内部から制圧”された

通報時には既に事態は終了

目撃証言に共通する特徴

「人間離れした身体能力」

「止めに来たのではなく、裁きに来たようだった」

被害は最小限だったが、

完全に研究機関の管理外で起きた事件だった。

調査の結果、行為者はイーサン・ヴァラーである可能性が極めて高いと判断される。

評価

彼は「悪人を倒した」のではなく

自ら正義を執行した

P-008-Protocolねこは身体を強化しただけでなく

“正義の暴走”を引き起こすウイルスであった

イーサン・ヴァラーは再び隔離対象となる

状態評価

身体能力:P-008-Protocolねこの投与時と同等レベルを維持

精神状態:安定しているが、価値判断が極端

危険性評価:高(自発的正義執行の継続リスク)

ニューヨーク事案後、イーサンは即時拘束・再隔離された。

彼自身は抵抗せず、取り調べにおいて次のように述べたと記録されている。

「誰かが止めなければならなかった。

それが俺だっただけだ。」

この発言は、反省ではなく正当化と判断される。

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