T-0002-hamy / パラドミナ : 利き腕の共生者

外見

アラに近い愛くるしい外見をしており、腕力に優れています。
メスの個体は腹部に育児嚢を有しています。

名称

述の生態から、

  • 「並んで」「〜の側に」「補助的な」という意味をもつ英語の接頭辞である「para
  • 「利き腕」を意味する英語「Dominant hand

を由来として、支部長によって「パラドミナ」と名付けられました。

生態

ラドミナは人間と共生関係にあります。

パラドミナは、人間の上腕部にしがみつくことで外敵から身を守ります。

選ばれる腕は、ほぼ全ての事例において宿主の利き手でないほうの腕です。

これは、体表に住まい利き手での防衛を確実にすることで効率よく外敵から身を守るための工夫だと考えられています。

き手に生息する事例が限りなく少ないことから、パラドミナが人間に与えている利益は「利き腕への運動能力・動作精密性の向上」だと推測されています。

これにより人類は利き手をより精密に扱うことができ、且つこれは人類という生物種単位の進化に関わってきたとする説を唱える研究者は少なくありません。

捕獲方法

とんどの個体が人間の腕に生息していますが、稀に他の動物の腕に生息している事例も見られています。

腕の付け根を掴むと完全に無力化できます。

基本的に無害ですが、腕力は強いため注意しましょう。

また、パラドミナが人間の腕にしがみつく瞬間は未だ記録されていません。

支部長のメモ

パラドミナの能力はしがみついていない腕へ良い効果を及ぼすものである、
という意見が我が研究所の多数を占めている。
研究員たちは最初こそ警戒していたものの、こんなに可愛らしい見た目―― のっそりとした動きにつぶらな瞳、もふもふの体表 ――をしていると分かってからは骨抜きだ。
皆、当たり前のように「共生関係」と解釈した。
とにかく何故か違和感がある。
支部長として、本当にこのままでいいのだろうか?

- 片喰支部 支部長 喰み

上は改訂前の報告書である。

その信憑性を考慮すれば一刻も早く削除するべきだが、本事案のようなミスを二度と繰り返さぬよう、碑として残しておく。

重要

当支部に所属する全研究員に通達する。
私自ら調査を行ったところ、T-0002-hamy / パラドミナ の生態について新たな事実が発覚した。
また、これに伴って危険度はXからXXに格上げとなった。
今後決してこのような誤りがないよう、警戒を怠らないこと。

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