?-0002-BlacK/シノク:見られない。見たくない。

シノク 危険度:XXX(脱走した際のことを考慮したもの)

管理方法

厚さ30cmの特殊合金でつくられた立方体形の管理ケース内で飼育されています。ケースには幅50cm、高さ150cmの出入口がついています。シノクの体は出入口より大きく、ここから外に出てくることはありませんが、念のため施錠は忘れずに行ってください。
給仕係は1日2回朝8時と夜6時に、用意された10kgの餌ブロックを器ごとケース内に設置してください。その間は監視職員がシノクを天井に張り付くように誘導しています。そのため、給仕係は絶対に上を見上げてはいけません。見上げてしまった場合、減給・解雇・削除などの厳罰を科せられることになります。ケースから出て、20分経過したら再びケース内に入場し、器を回収してください。この時もシノクは監視職員が誘導します。
また、シノクの排泄物は床全面のグレーチングを通って1ヵ所に集められ、適切に処理されるため、ケース内を掃除する必要はありません。

生態

弊支部で管理している一匹以外の発見報告がないため、シノクはこの個体しか生存していない可能性があります。
シノクは食事や排泄などは行っているようですが、特有の生態は一切不明です。
原因は不明ですが、管理ケースからは時折内側から激しく叩く音や、牛の鳴き声をおぞましく加工したような奇妙な唸り声じみたものが響いてきます。

捕獲方法

不明です。弊支部で管理できてはいますが、どのような経緯で発見され、どのような経緯で現在の管理方法を確立したか等の情報がどこにも残されていません。

分類について

未分類とされる不可視生物は「知覚できないわけでもなく、特定の条件下で透明になるわけでもなく、器物や別種の生物に擬態するわけでもなく、異次元と行き来する能力を有しているわけでもないが、その姿を確認することが不可能である」という条件を満たしているということになりますが、シノクの場合は全人類、あるいは全生物に『姿を認識してはいけない』という強い強迫観念のようなものがあるため未分類とされています。

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