暫定危険度 : X
外見
研究班による発見当時から研究終了時に至るまで大部分が地中に埋没しており、その全貌は把握されていませんでしたが、最終的には不定形であると結論付けられています。
外殻は卵の形をしており、観測上の最小直径は9.36㎝、最大直径は█████mです。
生態
エテザルガミの正確な出自・出現時期は不明ですが、「市街地に巨大な卵がある」とする複数の報告をきっかけに調査が開始され、結果的に日本██県██市の街中にて発見されました。
この事例以外で発見された記録がないため、暫定的に日本固有種として記録します。
既存の建造物群を覆う形で存在しているにも関わらず、無気配生物として視認される以外一切の影響がみられませんでした。また物理的な接触はいかなる手段を用いても不可能です。
この際は大部分が地中に埋没していたにも関わらず、報告者は全員これを卵型として報告していますが、その理由は不明です。
連日行われた定例調査にて、概ね一日あたり一回の著しい体長の変動が確認されました。
発見される以前から日本各地、研究員・非研究員問わず多くの人々が「どこかで見たことがある」という旨の反応を示しています。
また、地中に埋まっている部分には生体反応が確認されませんでしたが、発掘調査を行ったところ掘られた箇所から生体反応が見られるようになることが判明しました。
以降の発掘調査は禁止します。
このことから、現在不可視生物生態研究室にて定義されているものとは似て非なる無気配性を有していると推測されています。
会話記録
20██/11/30
不明 / 09:47
こんにちあ おはよ
ねてたらいつのまにかうまreっってた 得てた 得た
おわたらいなくぬう:まっててz
分析:似卵(当該生物の仮称)の発見から2日後、言語理解に関する調査の際に、片喰支部の通信設備を傍受する形で支部長のもとに届いたメッセージです。
誤字脱字は見られますが、文章としての意味は推測できる程度なので言語能力があると判断します。
対応:以降の記録では支部長である喰みが会話を試みます。
結果:交流による危険性はないと判断。会話実験を続行します。
20██/12/01
喰み / 09:21
初めて連絡したのは私に向けてだったようですが、その行動に理由はあるのでしょうか?
不明 / 09:25
いちばんきょうみもttてた
こっちみてるじかん:たぶんいちばん長い あいz
分析:他者による注視を好んでいる?
発見から四六時中似卵について考えていたのは確かですが、どうやらそれが選ばれた理由だったようです。
対応:親しみを持たれているようなので、少し口調を砕いてみます。
結果:特に悪影響は見られなかったため、継続します。
20██/12/02
喰み / 10:12
その卵みたいなのは本来の姿じゃないってことですか?
不明 / ██:██
これはいえ
みみはかべめはしょうし、、
ねてたtきもなかからみてた
てでつくるz
喰み / :
なるほど。家から出るつもりはありますか?
不明 / :
ない
このかたちじゃあきゃだめ
分析:似卵は人間の器官に興味を示しています。また、住居を模して卵型の外部器官を生成したとのことです。
対応:外殻の中での生体反応の有無を観察。
結果:生体反応はあったが、卵型だった。
20██/12/03
不明 / 17:11
ヒトのかかたちべんり
め:みみ:くちて、そろてる
けどむうずかし い
喰み / 17:13
ヒトに似てるのは猿とかですかね、そっちのほうが簡単かも
不明 / 17:22
このかたち:ふz
分析:人の形を真似ようとしていたため猿を薦めたところ、気に入ったようです。
対策:日本国内に生息するサルが異常行動をしていないか調査をしてください。私の過失で猿が大量不審死、なんてことが起きたら私はどうなってしまうか…
結果:異常は観測されませんでした。
20██/12/04
喰み / 15:32
道具を使うのはヒトっぽいけどね
言葉も真似してるだけ?
不明 / 15:36
ことばすき:かおなくてもかおみえる、
あいつの顔も見える わ
もうちょとでみeなくなるからまってててね てz
喰み / 15:38
「あいつ」って?
不明 / 15:38
あいつはくる
分析:昨日に引き続き「て」(=手?)を多用していることから、気に入ったのだったと思われます。「z」はサムズアップのような意味合いで用いられているようです。
対応:似卵のサイズからして「あいつ」も相当な大きさの脅威であると予想されます。「あいつ」について調査を進めるとともに、警戒を怠らないでください。
結果:
20██/██/██
██:██
いぬ
い なくなること
もうちゃんとしゃべれるよ
さいごの おしごと おおしごとz
20██年12月某日、██市に降り注いだ██は突如軌道を変え、似卵の方向へと接近を始めました。
対する似卵は██との距離が近づくにつれ膨張を続けるとともに、目、耳、口、手足などの器官を生成し、猿の形を形成しました。
20██/██/██
██:██
ひと あとのこる:あとのこす
わたしも
██が似卵に接触するかと思われた瞬間、似卵は██とともに消失しました。
その姿から、正式呼称を「エテザルガミ」とします。
この報告書は未完成です。追記の予定があります。
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