危険度:X
分布
日本の上喰山でのみ自生しています。国外はおろか国内でも上喰山以外では発見されていません。
上喰山は■■県と■■県との境にある標高2,000mを越える山で、恐らくは残丘であると考えられています。
上喰山の地層には特異な点が見られ、これがクチナーサマの発生に深く関係している可能性が高いです。
生態
クチナーサマが自生している上喰山は古くから山岳信仰の対象になっており、現代でも入山時には厳しい審査を受ける必要があります。
それに加え、クチナーサマを持ち出すことも禁忌であるとされているため、研究は思うように進んでいません。
《形態》
ヘビに擬態している植物です。確認されている個体は全て鎌首をもたげているように見えます。
植物としての形態的には木本植物に近く、硬い樹皮に覆われています。
ヘビに擬態していますが、頭部の再現度はかなり低く、かろうじて上顎と下顎らしきものが確認できるのみです。
《生態》
詳細な生態は判明していません。分かっていることは以下のとおりです。
- 周囲を軽く掘るだけでは根を確認できず、地面のかなり深いところから生えている
- いちど千切れたりすると二度と生えてこない
- 新しい個体の出現も確認されていない
このことから、クチナーサマの形態について菌類に近く、地中深くに根源となるものが存在していて、それが既に活動を停止しているのではないか。という説も存在します。
伝承
《名称》
クチナーサマという和名は当該地域に古くから伝わるものをそのまま使用しており、語源は様々な説が囁かれています。
山岳信仰における上喰山の呼び方であるという説や、単に「朽縄様」であるという説などです。
《言い伝え》
クチナーサマに関する伝承のひとつに、「クチナーサマを傷つけると地震が起こる」というものがあります。
クチナーサマは山の神の使い・化身であると言い伝えられており、それを傷つけると山が怒るという話なのですが、『黒烏の衆』支部が過去に行った調査で誤ってクチナーサマを千切ってしまった際は特に何も起こりませんでした。
現在では、この言い伝えは上喰山にしか存在しないクチナーサマという希少価値の高いものを保護するために作られたと考えられています。
捕獲方法
上記のとおり上喰山からの持ち出しが原則禁止されており、下山した際に持ち物をチェックされるため、持ち出しはほぼ不可能です。
また仮に持ち出せたとしても、クチナーサマに類する存在が他の地域で見られていないことから上喰山の土壌以外では育たない可能性が高く、栽培は不可能であると思われます。
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