シオリガミ 危険度:XX
外見
幼体は、皺のある薄い正方形の見た目をしていますが、成長するにつれて様々な姿に変化します。(後述)
各器官に当たるような部位は見つかっていませんが、問題なく活動しています。
生態
本のページの狭間に新たな軸を作ることで生まれる異次元を巣として生息しています。
・巣とする本は、群れの中で最も多くの情報を持つ個体が選んでいると考えられます。
・巣が作られているページ同士は離れにくくなります。
巣とした本のページに記載された情報を餌として成長し、餌とした情報をもとに体を大きくし、折り紙のように体を折り畳んで様々な姿に変化します。
・多くの情報を持つ個体は、複雑な姿に変化します。これは小さな体でより多くの情報を体に詰め込むためだと考えられています。
・体が過度に大きくなると、体の一部を正方形に切り出し、子となる個体を作り出します。
同じ本の中では自由にページを移動することが可能なようですが、新たな情報がなくなったとき、鶴のような姿に体を変化させ、巣とする本を変えるために群れを成して他の本に渡ります。
・渡る際の本は、いままで巣としていた本とは別ジャンルであることが多いです。
・鶴のような姿に統一するのは、こちらの世界で最も動きやすい姿であるからと考えられています。
シオリガミを視認した生物は、その個体が今まで得た情報を直接脳内に流し込まれます。流し込まれた情報は、数時間で消えると同時にシオリガミを視認したという記憶も消去されます。
・一度に多くの情報が流し込まれることで、頭痛や混乱などに陥りますが、大きな被害が発生した事例はありません。
・この性質は、反射的な防御反応だと考えられています。
捕獲方法
張り付いている本のページを無理やり剥がすか、渡りを行っている間に姿を現します。
上記の性質以外に直接的な危険性はないので、簡単に捕獲することができます。
シオリガミに接触する場合、記憶が消える前に自分の行動を記録しておくことが推奨されます。
研究成果
現在、プロジェクト『オーディンの栞』の運用が進められています。詳細は以下の通りです。
シオリガミを視認したときに情報をインプットさせる性質を利用して、一時的に特定の分野に精通した人々と同等の技術を習得させるプロジェクトです。
・人工的に養殖したシオリガミを、特定の情報のみを記載した資料の中で育成することで、視認したときに特定の情報だけをインプットさせます。
・多くの情報を詰め込みすぎると、頭痛や混乱の被害が大きくなるという問題があるため、一個体に詰め込む情報は必要最低限にする必要があります。
・不可視生物の研究において、技術力が不足している場合のサポートとして活用できます。
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