I-0006-neyjitsu/ネジロツァテア・マイナス:異次元厭悪フィッシュ!

この記事は協力組織「紫屋ノ嵜異次元生物テクノロジー研究室」により執筆されました。

I-0006-neyjitsu
ネジロツァテア・マイナス
危険度:XX
生息地:形骸海域、異次元
体長:約20cm

【生態】

異次元移動により不定期に形骸海域を訪れます。

超擬態生物や物品を見つけると、口に格納されているドライバーの様な器官でネジ外し、ネジを捕食します。

しかし、口から分泌される強酸性の液体をネジを外された獲物に浴びせたり、必要以上に痛めつけるなどの行動から、異次元生物マニアの間では、「まるで厭悪の精神を持っているようだ」といわれています。

【捕獲方法】

捕獲には成功していません。

【実験】

この生物に関連しているとみられる話として、このような話があります。

ある一家が父と母と息子で旅行に行き、遊覧船に乗りました。
一家の息子はまだ幼く、船の上でお気に入りの玩具で遊んでいましたが、手を滑らせてそれを海に落としてしまいました。息子はお気に入りの玩具を失ったことが理解できず、泣き叫んでしまいました。父と母が慰めようとしましたが、息子にはその声は届きませんでした。
数時間後、船着き場に戻った遊覧船から落ち込んだ息子と両親が出てきました。船から出た瞬間、息子は失った玩具のことを思い出して、その場で動けなくなってしまいました。父と母が両端の手を引いて動かそうとしましたが、まるで足の裏にテープが張ってあるように動きません。もっと強く引いても息子の抵抗はより強まるばかりでした。
抵抗する息子が逃げるため、海に視線を移したところ海に何かが浮かんでいるのが見えました。息子はそれの配色に覚えがありました。息子は両親を振り払うと一目散に駆け出し、息子でも手が届く位置に流れ着いた"何か"をつかみ取りました。
それは海に落としてしまった玩具でした。しかも、それは取れかけていたネジも、しっかり止まっていたネジもすべて外れ、表面も強い力で叩かれたように歪んでグシャグシャになってしまっていたのです。
息子は玩具を滅茶苦茶にしてくれた"だれか"に憎悪の感情を抱き、もう玩具を無くすことが無いよう、自分自身に誓ったそうです。

私はこの話を聞いて、絶対ネジロツァテア・マイナスの仕業だと思いました。

私もこのような体験をしたいというわけではないのですが、以下の実験を行います。

実験方法

1.故障した玩具を形骸海域に沈める

2.数時間後に引き上げる

まあ、結果は明白でしょうけれどね。

実験結果

玩具を引き上げたところ、なぜかネジが以前よりもしっかり締まっていて、関節部分の動きも前よりも良くなっていました。

えぇ…嬉しいんだけど…? なんで…?


萩田 空 

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