
I-0005-neyjitsu
ネジロツァテア・プラス
危険度:X
生息地:形骸海域、異次元
体長:約20cm
【生態】
異次元移動により不定期に形骸海域を訪れます。
傷ついた超擬態生物や物品を見つけると、口に格納されているドライバーの様な器官でネジを締め、修復をします。
これは、他の生物と共生することで表面に付着した微小な超擬態生物を捕食するための行為とされています。
しかし、非生物に対してこのような行動をとる必要がないことに加え、口から分泌される液体を潤滑油の様に使用して関節の動きを向上させたり、欠損している部品を形骸海域内の物品で補修するなどの行動が見られるため、異次元生物マニアの間では、「まるで慈愛の精神を持っているようだ」といわれています。
【捕獲方法】
捕獲には成功していません。
【実験】
この生物に関連しているとみられる話として、このような話があります。
ある一家が父と母と娘で旅行に行き、遊覧船に乗りました。
一家の娘はまだ幼く、船の上でお気に入りの玩具で遊んでいましたが、手を滑らせてそれを海に落としてしまいました。娘はお気に入りの玩具を失ったことが理解できず、泣き叫んでしまいました。父と母が慰めようとしましたが、娘にはその声は届きませんでした。
数時間後、船着き場に戻った遊覧船から落ち込んだ娘と両親が出てきました。船から出た瞬間、娘は失った玩具のことを思い出して、その場で動けなくなってしまいました。父と母が両端の手を引いて動かそうとしましたが、まるで足の裏にテープが張ってあるように動きません。もっと強く引いても娘の抵抗はより強まるばかりでした。
抵抗する娘が逃げるため、海に視線を移したところ海に何かが浮かんでいるのが見えました。娘はそれの配色に覚えがありました。娘は両親を振り払うと一目散に駆け出し、娘でも手が届く位置に流れ着いた"何か"をつかみ取りました。
それは海に落としてしまった玩具でした。しかも、それは取れかけていたネジも止められていたのです。
娘は玩具を修復してくれた"だれか"に感謝をして、もう玩具を無くすことが無いよう、自分自身に誓ったそうです。
私はこの話を聞いて、絶対ネジロツァテア・プラスの仕業だと思いました。
私もこのような体験をしたいので、以下の実験を行います。
実験方法
1.故障した玩具を形骸海域に沈める
2.数時間後に引き上げる
どんな感じに直してくれるか楽しみです☆
実験結果
玩具を引き上げたところ、ネジはすべて外され、凸凹が凹ン凹ンになるほどひしゃげていました。
悲しい…なんで…?
汀 小夜
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