C-0118-Vulpes:節電を意識したって…

C−0118−Vulpes:デンゲンヅタ(Electricohederum astrapium)
危険度:XXX
分類:維管束植物種子植物被子植物主要被子植物真正双子葉類バラ類マメ類バラ目クワ科イチジク連デンゲンヅタ属

【概要】
家屋、特に古い小屋でよく確認されている送電ケーブルに似た姿の蔓植物です
引込線に類似した根や分電盤や蛍光灯ソケットやコンセントに類似した葉、電球に類似したイチジク状の花托、電気メーターに類似した塊茎を持ち、茎には所々にプラケースのような外観の瘤が存在します
瘤は茎の分岐点や花托につながる茎の根元に存在することが多く、かなりの高確率でスイッチカイガラムシに寄生されています
特に塊茎のほど近くに存在する全ての枝の根元にある瘤は大抵の場合大量のスイッチカイガラムシに寄生されており、まるで配電盤のような外見となっています
本種に寄生する生物は基本スイッチカイガラムシだけですが、例外的に堀野海氏の自宅に自生する株は蛍光灯ソケットに類似した葉がノロイノガイトウに寄生されていることが確認されています
日本では西日本に亜種ミヤコデンゲンヅタ、東日本に亜種アズマデンゲンヅタが分布しておりその分布は交流電源の周波数の分布と一致します
【生態】
蔓植物であるため他の物体を支えにして成長し、基本的に家屋の壁の内部に蔓を伸ばしていることが多いです
植物でありながら葉緑体を持たず、電線に引っ掛けた根から吸収した電気から炭素同化を行い生存に必要な栄養を摂取しています
摂取した栄養は電気メーター様の塊茎に貯蓄され、貯蓄された栄養分を電気換算した値がメーターの電気量部分に表示されます
植物全体に炭素同化で得た栄養分の他にかなり強い電流が流れており、捕食されそうになるとこの電気を相手に流し込むことで身を守ります
本種体内に流れる電流は一定時間ごとに向きが切り替わる交流の性質を示し、周波数は50Hzか60Hzのどちらかで亜種により異なります
日本に生息している亜種で言うとミヤコデンゲンヅタは60Hz、アズマデンゲンヅタは50Hzです
本種は傷つくと防衛のために傷口から電流を流しますがその際も周波数は変わらず、尚且つ日本に生息している亜種の場合傷口に発生する電位差がおよそ100vであるため葉や茎にプラグを差し込むことで通常のコンセントと同じように使用することが出来ます
日本国外に生息する亜種は基本的に100v以上の電位差を発生させるため使用は推奨されません
また、本種は人間のように電流のために自身を傷つける存在に対抗するため、体内を流れる電流が一定以上になると少しの間電流を止めて電流狙いの生物を退けようする「ブレーカートリップ」と呼ばれる行動を取ります、無闇に電源として利用するのは辞めましょう
花托は電気を通すと発光する性質があり、体内を流れる電流により発光することで虫を誘き寄せ受粉や種子散布を行うと考えられています
花托は内部の種が無くなるとソケット状のヘタを残して落下しますが、暫くすると同じ位置にまた新しい花托を付けるため交換する必要はありません
種の存在は確認されていますが実験環境での発芽には成功しておらず、細かい生活環についてはまだまだ解明されていないことが多いです
【捕獲方法】
動くことがないため逃げられる心配はありませんが、放電される虞があるため捕獲の際はなるべく傷つけないように捕獲してください

本種は電球交換の手間がかからない照明として利用する事が可能ですが使用していない状態でも電気代はかかる為節約にはなりません
またコンセント状の葉に家電を取り付けて使用することも可能ですがアース線が無いため漏電には気をつけてください
もし使用中にブレーカートリップを起こした場合はスイッチカイガラムシの項に書かれている方法で解除してください

味は全部位において使い古した鉄でも食べているのかと思うほどに金属臭が強くどう足掻いても食べられたものではありません

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