T-001-starkaki/ホシゾラモドキ:いつもより綺麗だと思ったら

ホシゾラモドキ 危険度:X

【外見】
全身が黒いホタルですが、普段は見ることができるのは発光のみです。幼虫は一センチにも満たないウジ虫の形体をとり、透明化はできません。

【生態】
世界の熱帯、温帯に生息し、日本は最大生息地です。ホシゾラモドキは孵化時の周辺光量により都市型と地方型に大別され、それぞれで生態が少々異なります。
成虫のホシゾラモドキは高度な滞空能力を有しており、八時間同じ位置に留まることができ、発光もできます。地方型の成虫に比べ、都市型の方が発光時の光量が5ルクス程大きく、平均体長も大きい傾向にあります。
ホシゾラモドキはヒトと共生関係にあります。番を作ったホシゾラモドキはヒトの睡眠中、鼻孔より体内に侵入し、脳に卵を産み付けます。卵を産み付けると成虫は体外へと脱出し、三日程で卵が還ります。夜間に外出するヒトを主に対象にしているようです。
ホシゾラモドキの幼虫は脳に化学物質を注入し、都市型は幻覚をもたらす物質「スターン」、地方型は一時的な視力の向上をもたらす物質「ステラ」を注入します。
地方型の宿主は夜間の夜空を「いつもよりも綺麗だ」と感じ、ステラの影響もありセロトニンがより多く分泌され、幼虫はそれらを補食します。
都市型の宿主はスターンにより黒色、暗闇に星空が見えます。特に夜空に対する星空効果は凄まじく、宿主は今までにない美しさを目撃するでしょう。スターンによる促進効果も相まってドーパミンが分泌され、都市型はそれらを補食します。

【捕獲方法】
星空が綺麗な夜に捕虫網を振り回せば捕獲できます。七月の夜に一時間振れば五匹は捕まるでしょう。
また、ホシゾラモドキはあまり知能が高くなく、豚肉をつめた頭蓋骨の模型にも産卵しにきます。

【研究報告】
都市型幼虫を磨り潰して抽出したスターンを鬱病患者に与える実験が実行されました。結果、スターンにより鬱病が寛解されたと報告されました。今後我が支部ではスターンを含有する薬剤の開発研究を行い、抗鬱薬として販売する予定です

【補遺】
開発予定及び販売計画は破棄されました。また、地方型と都市型を同宿主に共生させる実験を禁忌に指定し、主導した場合即刻解雇に相当します。

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