ユチョウメ 危険度:XX 頴度:低 不可視言葉:明けない夜はないが覚めない夢はある。生き急ぎ。
【外見】
体長5センチメートル程度のアゲハチョウ科に近しい羽の形をしています。その羽は多数のパステルカラーが混ざりあったような色で彩られており、大変美しいです。しかし胴体に比べ羽が小さく、通常の羽ばたきでは十分な揚力は発生しません。
【生態】
世界中を文字通り飛び回っています。この次元だけでなく、様々な次元に渡り後述の捕食行動を行っています。
ユチョウメは秒間100回を超える羽ばたきを行っています。これにより小さな羽を克服しており、問題なく飛行することができるようになっています。しかしながら代償としてか燃費が遥かに悪く、かの有名なハチドリやトガリネズミを上回る五分に一度の食事を必要としています。もし五分以上何も食べなかった場合、通常であれば餓死している可能性が高いです。
ユチョウメは主に生物の夢を捕食しています。ここでいう夢とは、「野球選手になりたい」などのような所謂「将来の夢」などではなく、レム睡眠中に見ることのある幻覚現象全般を指します。五時間以上睡眠し、夢を見ている生物の近くに現れたユチョウメはその対象生物の頭頂部に口吻を突き刺すと、およそ2秒ほどで捕食しきり、別の獲物のもとへと移動します。捕食された生物は問題なく目が覚め、心地よさを覚えます。
最大の特徴は、ある程度捕食した夢の内容が発現する点にあります。空を飛ぶ夢なら羽ばたかずとも空を飛べるようになり、魔法を使う夢なら魔法を使えるようになる、といった具合です。しかしユチョウメはあまり頭が良くなく、そういった変化を使いこなすことはありません。現在発見されている20個体全てが超長寿であり、大抵の死に耐性を獲得していますが、気付かず大慌てで夢を吸い取っています。餓死は克服しています。
完全な死の克服は未達成です。生物の限界か、それとも生物の総意かは不明です。
尚、ユチョウメが絶滅した場合、生物は致命的な起床障害を患い、一度寝たら暫く夢の中に閉じ込められる可能性があります。
【捕獲方法】
しないでください。絶対。
.png)

コメント