危険度:X
外見
立方型の傘の下に細長い4本の触手が伸びている、アンドンクラゲのような外見をした異次元生物です。
傘は透き通った朱色をしています。
生態
《分布》
湿度の高い熱帯雨林気候の地域に生息しています。特に東南アジアの赤道に近い地域は最大規模の生息地です。
日本でもごく稀に発見されることがあり、発見報告は梅雨にあたる6月から、8月下旬までの約3ヶ月間に集中しています。
《食性》
ヨミオクリクラゲは肉食性で、空中を泳ぐように浮遊しながら昆虫を捕食します。獲物が激しく抵抗するなどした場合は、触手の先端から弱い電撃を放ち、動きを止めてから捕食します。口の位置や形状はアンドンクラゲと同様です。
一方、ヨミオクリクラゲを捕食する存在としては、ワシやタカなどの猛禽類が挙げられます。
《瞬間移動能力》
命の危険を察知すると、ヨミオクリクラゲは異次元を経由した瞬間移動を行います。異次元にいる時間は0.1秒にも満たないほど短いです。
これは単なる回避行動ではなく、「脅威を巻き込んで異次元に移動し、自分だけ元の次元に戻る」という形の自衛手段でもあります。
人間が巻き込まれたケースは確認されていません。体の大きさの問題、または地面に立っているため等、盛んに考察が行われていますが、実験が難しいため真相は依然として不明です。
瞬間移動の距離は長くても100m程度です。
次元外来生物研究班の実験記録では5,400km(日本の東京からマレーシアのクアラルンプールまでの距離に近しい)を瞬間移動した個体の存在が確認できますが、支部長曰く「こういう記録は嘘を言ってもバレないから、自分たちがすごい生物を研究してるように見せるために盛りに盛ってた」とのことで、全く当てになりません。
《瞬間移動と電流の関係》
異次元移動の際、ヨミオクリクラゲは全身に電流を纏います。「磁場や電磁波が次元を隔てる壁に影響を及ぼす」という仮説は古くから存在し、ヨミオクリクラゲのこの行動は非常に興味深い例であると言えるでしょう。
また、全身に電流を纏う行為はヨミオクリクラゲの空中浮遊能力にも応用されている可能性があり、むしろ異次元移動のほうが応用の成果であるとも考えられます。
捕獲方法
こちらから電磁波を当てるなどすることで異次元移動を阻害することができ、捕獲自体は可能です。
しかしながら、非常に臆病な性格であるため、攻撃を当てる前に瞬間移動を連発されて逃げられる場合が殆どであり、捕獲できたとしても1時間ほど経過すれば再び瞬間移動が可能になるため、現在まで長期捕獲には成功していません。
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