P-009-Protocolねこ/インテレクトウイルス:増え続ける知性

研究担当:南極支部 第零生物研究支部

インテレクトウイルス 危険度:XX

発見場所

南極大陸で発見されたウイルス型の無気配生物です。

投与実験

9月1日に実施された。

被検体:レオンハルト・ヴァイス

日付・事象

20XX年9月1日

投与から1時間後、思考速度および記憶力の向上、ならびに発言内容の変化を確認。

20XX年9月2日

頭痛を訴える。

20XX年9月5日

被検体の発言内容に質的変化を確認

20XX年9月6日

研究員側の対応方針を変更

20XX年9月8日

身体・脳への負荷兆候を確認

20XX年9月10日

午前10時、死亡を確認。

レオナード・グレイヴス所長の私的観察メモ

・投与直後

「なるほど。思考速度の上昇か……うむ、想定内だな。」

・発言内容が変化し始めた段階

「面白い。既存の概念の枠組みを自ら再構築し始めている……この領域まで来るとは。」

・頭痛・疲労が観察される段階

「代償が出るのは当然……だが、この極限反応こそが実験の醍醐味だ。」

・死亡直前

「完璧だ。知性が限界まで高まり、肉体がそれに追いつけなかった……倫理? そんなものは後で評価すればよい。」

レオナード・グレイヴス所長が研究員へ宛てたメモ

この投与実験はもう終わりだ。

次の投与実験をすぐに始めろ。

倫理委員会や他の所長にバレるなど気にするな。

科学の進歩に犠牲は付き物だ。

研究データは全て南極支部の内部データに送付しろ。

まだ投与実験は他にも山ほど残っている。

迷う時間など無駄だ。今すぐ準備

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