名称: アカハネスギノコチョウ(Papilio Ex Dimensio)
分類: 異次元生物1
危険度: X
分布: 異次元に分布すると思われる。成虫は基底次元に出現するが、法則性等は不明。
外見: 概ね基底次元の蝶に類似した体を持ちます。しかし観察される複数の特徴から、それらとは明確に異なるものであると考えられます。体は頭と腹の二部分に大別され、その境界に関節を持ちます。体の表面は滑らかであり、関節部、脚部、触角、眼、口を除き凹凸は見られません。頭には二本のやや下向きに湾曲した触角、外咀嚼型の口、複眼を持ちます。腹からは左右にそれぞれ3本の細い脚が伸びており、その上方に一対の羽を持ちます。羽には有色の鱗粉が見られ、多くの場合円を基調とした幾何模様を描きます。
生態: アカハネスギノコチョウは外次元由来の生物です。恐らくは蛹期までを異次元で過ごし、羽化の際に基底次元へと移動すると考えられていますが、正確な生活史は判然としていません。基底次元では主にスギの種子を摂食し、それにより鱗粉を発生させます。
この鱗粉は羽内部で継続的に発生しますが、その量が過剰な域に達すると羽から脱落して拡散します。またこれらは概ねスギ花粉と同様の形状及び組成ですが、一部に未特定の成分を含みます。同定試験においては既知の如何なる物質とも一致する結果が得られなかったため、外次元由来のものであると推測されています。またこの類似性によりスギの花に付着した場合正常に受粉が可能であり、また弊害として人の花粉症を誘発することが知られています。この鱗粉を得て成長したスギは前述の未特定の物質を含む種子をつけます。アカハネスギノコチョウはこの種子を好んで接触する傾向にあるようです。
基底次元に移動したアカハネスギノコチョウの成虫は2ヶ月ほど経過した頃に前述の未特定物質を含む卵を産卵します。この際交尾等は観察されず、単為生殖を行うと考えられています。この卵は主にスギの葉や枝に産まれます。その後3ヶ月ほど経過すると孵化しますが、この際内容物は消失します。採集した卵を解剖する試験が行われた際も同様の事象が見られたこと、アカハネスギノコチョウは蛹からの羽化直後に基底次元に移動することなどから、卵に含まれる未特定物質は空気に触れた際に次元移動を誘発する性質を持つとの仮説2が立てられていますが、未だ未検証です。
捕獲方法: 一般的な昆虫の捕獲方法と同一です。
脚注
1. その由来が異次元であるため、一般的な生物分類法の対象外です。
2. 花粉中に含まれるものに関しては、花粉の外装により気密性が保たれているためこの特性が発現しないと考えられています。
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