I-0011-BlacK/オオグライガルガンチュアムカデ:アナザーレベル・デストラクション!

危険度:XXX

外見

巨大なムカデのような形態的特徴を持つ異次元生物です。

「巨大」とは、具体的には電柱より二回りほど太い体躯と推定500mを超える長大な身体を指します。

生態

オオグライガルガンチュアムカデの次元移動は色々と特殊なため(後述)、オオグライガルガンチュアムカデが出現する基底次元の地域に統一性や共通項はありません。日本でも海外でも、陸地でも海上でも出現報告があります。

基底次元でのオオグライガルガンチュアムカデの生物的な行動(捕食、繁殖等)は確認されていません。

後の調査により、基底次元のムカデと同様にアゴの部分に毒を持つことが分かっていますが、用途は不明です。

《基底次元での行動》

オオグライガルガンチュアムカデは何の予兆もなく現れる異次元のゲートから高速で基底次元に飛び出し、直線上に現れるもう一つのゲートに向かって直進しそのまま元いた次元に帰還します。

恐らく、何らかの理由で異次元を高速で走行しているうちに、何らかの理由で基底次元に侵入してしまい、何らかの影響ですぐに帰りのゲートが開かれて帰還しているのだと思われます。

また、この現象は周囲に障害物がない平坦な土地(日本なら空港の滑走路や田園地帯など)で発生しやすい傾向がありますが、あくまで傾向があるというだけで、市街地での発生も確認されています。

《研究状況》

お察しのとおり、オオグライガルガンチュアムカデの基底次元での行動については、あらゆる機関で資料が不足しています。

基底次元にいる時間が平均して0.2秒にも満たないため、上記の現象が発生したとしてもオオグライガルガンチュアムカデが起こしたことであると認識されづらく、初発見の時期についてもはっきりとしていません。

一応、日本では江戸時代あたりから「原因不明の轍が残る超常現象」の記録があり、そういったものは妖怪の仕業として語られていました。具体的にこの妖怪を指す名称は無く、「原の怪」や「野の怪」と呼ばれていたようです。

現代でも、オオグライガルガンチュアムカデが原因と思われる衝突事故や交通事故が発生することがあり、これを根本から防ぐ方法が現時点で存在しないため、危険度はXXXに設定されています。

初発見

オオグライガルガンチュアムカデの存在が明確に把握されるようになり、過去にあった超常現象との関連も認められることになった、という意味での初発見は2026年です。

この時の個体(以下、イチバン)が発見されたのは日本の██県で、田園地帯に出現しました。

普通ならそのまま基底次元を通過するはずですが、イチバンは160mほど地面を滑った後に完全に停止したと記録されています。この時点で死亡していた可能性が高いです。

また、イチバンが出てきたゲートはイチバンの停止後に閉じられたようで、イチバンの身体は見事に断たれていました。

イチバンの死体から多くの発見がありましたが、ここで特筆すべきことは、イチバンの頭部にあった刺し傷のような損傷についてです。

この刺し傷はI-0006-BlacK[リドレットメカニカム]がつけたものであると考えられています。

根拠としては、イチバンの血中からリドレットメカニカムのものに似た毒素が検出されたことが挙げられます。

このことから、オオグライガルガンチュアムカデとリドレットメカニカムは同じ次元に棲んでいるという説が唱えられるようになりました。

もう一つ、イチバンの死骸は「欲しい!」と声をあげた不可視生物研究機関で分配されましたが、それら全てがイチバンの基底次元侵入から3日後に忽然と消滅したことも特筆すべきです。原因は分かっていません。

別名

オオグライガルガンチュアムカデの日本語名は英名に由来しており、英名ではリドレットメカニカム(Riddllet Mechaneycomb)の「単語4つの組み合わせ」という命名法則に則り、フォートレクスガルガンチピード(Fortrex Gargantipede)と呼ばれています。

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