I-0013-BlacK/ボウシツラング:あれ、こんなん出されてたっけ……?

危険度:XX

外見

ニシキヘビ科の動物に類似した形態的特徴を持ちます。

全長は5m程度と推定されていますが、全身を基底次元に出した事例が無いため確証はありません。

頭部付近(または全身?)に僅かながら無気配性があります。

生態

《食性》

忘れてはいけない予定や、大切な事物がある人間の後頭部周辺に出現し、それらに関する記憶や注意を吸収・捕食します。

捕食の際はターゲットの後頭部に対して大きく口を開け、約30秒ほど経過すると異次元に帰還します。これだけでは何をしているのか判然としませんが、その後のターゲットの様子から、上記のものをこの方法で捕食していることは間違いありません。

また、ターゲットが強く意識を向けている物品を持ち去ることもあります。持ち去られた物品は1ヶ月ほどで返却されます。

《出現地点・時期》

上記の条件を満たす人間がいれば時期や場所にかかわらず出現します。

日本においては7月下旬に出現することが多いです。

《具体的な被害》

日本で最も多く確認されている事例は「夏期休暇に際して出された課題の忘失」です。それに関する記憶だけならまだしも、問題集などを持ち去ることもあるため尚のことたちが悪いです。

捕獲方法

捕獲のチャンスは捕食行動中のみですが、無理やり基底次元に引っ張り込もうとするともの凄い勢いで異次元に引っ込むため捕獲は困難です。

ならば、とW:P-08-BK[覚醒器ヒヒイロカネ]を打ち込んだ人間に挑戦させてみましたが、それでも引き込むことは不可能でした。

考察

ボウシツラングとP-0004-BlacK[メモラングボレ]はあらゆる点で関連性・類似性があり、近縁種や亜種のような関係ではないかと言われています。

「人間の記憶や想いを捕食する無気配性を持ったヘビ」という点はさることながら、ボウシツラングの「人間が大切にしている物を持ち去り、時間経過で返却する」という行動も、メモラングボレの例で考えれば物品に込められた想いを捕食している可能性が高いです。

ただしメモラングボレが捕食した物品は10分ほどで吐き出されるのに対し、ボウシツラングは物品を1ヶ月は異次元に置き続けます。

このことからボウシツラングは、物品から想いを吸収するより人間から直接吸い取ったほうが短時間で済み、物品から吸い取る場合は1ヶ月ほどの時間を要するのではないかと考えられます。

加えて、メモラングボレが想いの吸収中無防備になるのと同様に、恐らくボウシツラングも物品から想いを吸い取る間は無防備になるものと思われます。その間、外敵から身を守るために異次元移動能力を得たのではという考察もあります。

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