以下は逶虵陽炎の発見経緯です。
「やっべぇ……また逃がした。」
どうしようか。またアリャキエダを逃がしてしまった。前逃がしたときは大変な事になったしなぁ。とりあえず、先ずは誰にもバレないように……
「何してるんですか?しぶちょーさん?」
!?
「あぁ、なんだ……コウとアンか。」
そこに現れたのは不可視生物兼支部員であるコウとアンだった。
2人はまだ幼いから、うまくいけば口封じは容易か……
「しぶちょー、また、わるいことした?」
「い、いや~それ程悪い事でもねえんだがな、あんま大きい声出すなよ……」
俺は取り敢えず今の状況を説明した。
「「ええー!!」」
「どうするんですか、前も大へんな事になったのに。」
そうだよなぁ、やばいよなぁー。何か解決案を……。
ん?待てよ、この2人は不可視生物なだけあって『特殊能力』を持っている。この2人なら!
「お前ら、悪いが探しに行ってくれないか?」
「えー、ばれたらこっちもおこられるじゃん。」
「いや、ばれなきゃ問題ねぇ。分かるか?これは俺とお前らだけの秘密の作戦だ。行ってくれるか?ヒーローたち。」
「ま、しゃーねーな。」
「貸し1だよ!しぶちょー。」
……あぶねぇ、何とかなったぁー。よし!幸運を祈ってるぞ!2人!
「……とは言ったもののぜんぜんいないなー。」
とある街の、とある公園の中、行き詰った2人はベンチに座って休んでいた。
意味のないまま時間は過ぎ、気が付けば時刻は昼の12時半をまわっていた。
怠いくらいの快晴がが2人を襲っていた。
「うーん。『能力』も多分使っちゃよくないだろうし、どうしようかなぁ。」
黒髪の少女がポツリと呟いた。
2人にはそれぞれ『特殊能力』が備わっているが、周りへの影響が大きく使用は許可制となっている。
「ん!今ヘビみたいなのいた!」
アンが何かを見つけたようで、急いで立ち上がり公園の外へ駆けていった。
「おいまて!」
白髪の少年が急いで注意したが、生憎、その声も伸ばした手もアンにはもう届かず、彼女は横断歩道へ飛び込んだ。
「つかまえt」
「そっちは、赤信号―――」
「え?」
気付いた時には遅く、振り向くとスピード超過のトラックが、今、アンを――
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