危険度:XXX
生態
活性時期になると、初めは赤い光の弧として空中に出現します。捕食を行うたびに色が増え、最終的に七色の、虹のような姿になります。
7月中旬~8月中旬に、日本の一部地域で、天気が曇りの時にのみ透過性が失われます。
葬頭虹を10秒以上直視し続けると、観測者は幻覚を見始めます。誰が観測しても幻覚の内容は概ね共通しており、観測者の身内で既に亡くなっている人間が目の前に現れ、一方的に世間話をされた後、また会おうといったニュアンスの別れの言葉を告げられて幻覚は終了します。
登場する故人は身内だけでなく、観測者によっては親しい友人の場合もあり、観測者の故人への好感度が影響していると思われます。
親しい人間に死者が出ていない、または死んだことを知らされていない等で死者がいないと思い込んでいる人間が葬頭虹を観測した場合、何も起こりません。
これら幻覚は2回までなら見ても何の問題もありませんが、絶対に3回見てはいけません。
幻覚は恐らく疑似餌のような物で、3回見た観測者は精神あるいは人間性と言えるようなものを捕食され廃人になります。
出現時期の終了、または7人の精神を捕食すると、葬頭虹は透明化します。その後は来年の出現時期になるまで姿を現しません。そのため、葬頭虹による被害は最大でも1年に7人までです。
当初、葬頭虹が異次元生物とされていた頃は、出現条件を満たしていない間は異次元に移動していると考えられていましたが、条件を満たしていない間も当該地域の上空に異質な生体反応があったことから、本種は異次元生物ではなく完全透過性生物に分類されています。
捕獲方法
明確な肉体というものを持っていないように見えるため、物理的な手段での捕獲は不可能です。
現在は当該地域に葬頭虹監視チームを常駐させ、葬頭虹による被害者が出ないように監視、及び研究を行っています。
もしもこの活動によって、葬頭虹に栄養失調のような症状が見られた場合には、日光侶烏支部長の精神を捕食させる許可を本人より得ています。
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