
☠IBCのフォーマット☠
IBCをテーマにした報告書において、その基本的なタイトルフォーマットは以下の通りです。
〇級IBC [支部名] 第△号/[IBC名]
本文は場所や内容が読みやすければ自由に調整可能です。以降に、実際のIBCの報告書の簡略版を幾つか添付しています。
軽級IBC 東雲支部 第1号/ヴィタンタン悪徳詐欺事件
場所︰日本
内容︰市販のランタンをC-0001/ヴィタンタンと偽り、超擬態生物マニアや機関に高値で売り付ける詐欺グループの活動が発覚しました。
この対応として東雲支部は片喰支部などと連携した逆探知を行い、国内の潜伏拠点を特定後に戦闘部隊を派遣して強制捜査を実施しました。
最終的に40個にのぼる市販のランタンが回収され、実行犯10名は拘束後に軽級IBC犯罪者として日本警察に引き渡されました。
重級IBC ▓▓▓▓ 第▓号/ビギナーズオーバーラック事件
場所︰日本国内
内容︰ある研究機関所属の人物が、僅か1時間の内に競馬場、競輪場、競艇場、違法指定のオンラインカジノを利用して併せて6千万円相当の利益を上げたことが、当人からの噂により周辺人物に口伝されました。
これに対して違和感を感じた同僚がその身辺を調べたところ、当人の自室に翠玉草の違法栽培プラントとその育成計画書が確認されました。また、同時に翠霊水の精製装置も発見されたため、直ぐ様に上層部に報告しました。
最終的に容疑者は「翠霊水を無許可で精製して私欲のために使った。研究者としての給料では人生に満足できなかった」と容疑を認めました。
その後、機関は容疑者を懲戒解雇し、6千万円を各所に返済した上で謝罪を行いました。
運勢に関与する不可視生物を用いて、ギャンブルにより極端な利益を上げる経済撹乱行為は、重級IBCとして禁止されています。
(単に運が良いだけの特殊体質者に関しては争論が起きていますが、現状は経済撹乱にならない限りは黙認されています)
極級IBC─東雲支部─第1号/ハコネズミ密輸事件
場所︰全世界(推定)
内容︰20▓▓年代からI-0002/ハコネズミを利用した違法品の密輸犯罪が定期的に発覚されています。
手口としては、実行する運び屋少数名が犯罪用に捕獲したハコネズミ(隠語では箱と呼ばれる)に違法物を詰めた棒状ペレットを事前に咥えさせ、検問を突破してから所定の地点にてそれを顕現させるという典型例が共通して見られます。
以降、これと同様のIBCの報告件数は年々急増しているとされますが、隠蔽性が高すぎるため実態把握には至っていません。
現在、検閲の強化や監視の緻密化など様々な対策案が出されていますが、抜本的解決には至っていません。
最後に
改めて、IBCの取締と今後の継続的な防止施策は現在の研究界における大きな課題とされています。
我々は悪人の考えを未然に先回りし続けなければなりません。そして、決して思考と研究の足を止めてはならないのです。
今後の安寧が可能な限り持続してくれることを願って、これにて提唱を終えます。
現状の体制のままでは2030年までに全世界が末法に呑まれることは必至である。
早急な対策が肝要だ。
世界の変革が孕む混沌を、我々が盤石たる防波堤として防がなければならない。
ヴィクティム・エイ
不可視生物生態研究室︰東雲支部
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