空舞う氷花「ヒョウレン」
危険度:季節により変動(夏季はXXX)
[分布]
別次元、主にネガロ・フォレスティアに生息しています
[容姿]
睡蓮花を反転させたような、大きな葉の上にシアンと黒のグラデーションの透き通った氷の花弁を備えた花
その下には核と思われるシアン色に光る結晶体が浮かんでおり、その周りを螺旋状の白い籠のような隙間の広い蕾の形のような外殻に覆われている
[生態]
この生物は異次元に生息しており、白い外殻を回転させて常に宙に浮いています
その中心部たる結晶核にはその回転で熱を吸収し隣の次元へ熱移動させる能力を持っており、これにより周囲を氷点下まで下げる事で頭上の氷花の成長を促します
そうして花を一定の大きさと重さまで成長し成体になるともう一箇所にも花を育て始め同時に核と外殻も分裂し、お互い花を分けて離れて行くという繁殖行動を取ります、大きすぎた個体はその花の重みで地面に落ちていき自壊してしまう為、そうなる前にこの繁殖行動を頻発に行おうとする傾向があります
[捕獲方法]
まずは次元移動が必要です、その後特に抵抗される事はなく安易に捕獲出来ますがへこの生物は核に至るまでほぼ全て氷に近い構造になっており、氷点下以下の温度に長時間晒されると溶解してしまうのでクーラーボックスに入れる等低温を維持し丁重に扱って下さい
寒い冬の時期なら我々の次元でも生存可能で、氷細工のような綺麗な氷の花はその入手と保存の困難さから価値が高いとされています
[特記事項]
・この花及び生物は氷点下が適温であり、常にそれを保とうと熱移動を繰り返し続ける影響で自分達の次元に局所的な気温上昇が所々起きる事例が発生しています
特にただえさえ暑い夏季にこの生物が繁殖する事で地球全土で異常気象を起こしやすくなっている事からこの生物を夏季に限りXXX及び駆除対象に指定しています、皆様には夏季の活動の際はこの生物と熱中症には気をつけてくださいませ
・逆にこの生物を我々の次元に持って冷やして貰うという事も考え、ヒスイハヤブサの次元移動能力で核を持って帰ったところ私達の次元は暑過ぎるらしくすぐに溶解してしまいました…その時エアコンの電気代節約に一役買って貰おうと躍起になっていた牧奈部長のあの顔は忘れられません
・この生物の飼育やメカニズムを使った冷却装置の開発を考案中ですが、異次元空間の環境への影響や環境保持の為のコストなどを考え現在は没になっています
[追記・発見の経緯]
この生物を見つけたきっかけは、ある夏の日弊支部の共有休憩所にて翡奈の周りだけエアコンが付けているにも関わらず気温が上昇していると言う異変が起きた時でした
報告を受け調査した所、弊支部で飼育されているヒスイハヤブサ(以下ヒスイ)が何もない所を一点に見つめた後異次元移動を行い、暫くするとあの生物の花弁たる氷の破片を持ち帰ってくれた事で発見・解決に至りました
我々弊支部のシンボルとして大事に飼育して来たヒスイが飼い主たる翠道に似て直感力が成長し、新たな不可視生物の調査に貢献した事を受け彼には報酬としていつもより豪華な食事を支給致しております
尚ヒスイが持ち帰った氷花は共有休憩所にて特製のクーラーボックスに入れて観葉植物として期間限定で飾っています、視覚で納凉を楽しみたい方は是非いらっしゃいませ
[追記・更なる発見]
この生物をきっかけに大規模生息域を発見しています、詳細はこちらのレポートへ
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