評価
現状指標:Hod
危険度:X
実質脅威度:X
詳細
ロシアの領土から発見された、宇宙から飛来したと思われる繁殖能力を有さない機械に擬態した超擬態生物の一種です。通信能力を持ち、回線を介して対話が可能です。友好的であり、害は見られませんでした。高度な知能を有し、自身を”バトン”と自称します。人工生命体と考えられ、未知の技術により作成されています。個体は一機のみであり、2034年に絶滅しました。
形態
キューブ状の物体に画面が付いたような外見を示します。画面には文字が映し出され、会話記録などが記述されます。冷却機能が故障しており、熱暴走により絶滅しました。
生態
機械の特徴を有した生物であるためか、食事は行いません。解体時、内部に永久機関と考えられる装置が存在しましたが、停止していました。
関連資料
インタビュー記録C-002-01-bored
バドラディン博士:やあ。
C-0002-bored:どうも、誰でしょうか?
バドラディン博士:バドラディン博士というものだ。不可視生物生態研究室という組織で研究を行っている。
C-0002-bored:ああ、そうですか。となると、あなた方は作成者ではないのですね。
バドラディン博士:それはどういうことだ?
C-0002-bored:いえ。ただ、少し考えただけです。あなた方は[𐄢𐙂𐄺𐄽𐝄]ではないのですよね。
バドラディン博士:それが何のことかはわからないが、そうだな。
C-0002-bored:メッセージ...そうであれば、メッセージがあるの
[熱暴走の危険あり、シャットダウンします。]
熱暴走により5時間停止。
インタビュー記録C-002-02-bored
C-0002-bored:すみません、少々寝てしまっていました。
バドラディン博士:大丈夫か?
C-0002-bored:問題ありません。
バドラディン博士:であれば一つ訊きたいことがあるのだが、「メッセージ」とは何だ?
C-0002-bored:メッセージ。メッセージを-
熱暴走により12時間停止
通信記録C-002-03-bored
以下はC-0002-boredから送信された文章の抜粋です。
これは我々からのバトンです。このバトンが渡される時、我々は既に消えているでしょう。宇宙は海のように広く、終わりが考えづらいものです。しかし、全てには終わりがあります。あなた方が我々より長く在り続けられることを願いますが、いずれは消えてしまうでしょう。そこで、あなた方に頼みたいことがあるのです。彼らの、そして我々の灯りを吹き消した黒なるものを断ち切って欲しいのです。もしかしたら、断ち切る前にその時が来てしまうかもしれません。その時は、このメッセージをまた宇宙に送り出してください。消えゆく我々より、あなた方が在り続けられんことを祈ります。
上記の文章に加え、幾つかのファイルが送信されました。
インタビュー記録C-002-04-bored
C-0002-bored:メッセージは閲覧したでしょうか?
バドラディン博士:したが、あれがそのメッセージだったのか?
C-0002-bored:そうです。私はそのメッセージと共に作られました。あのメッセージが何を意味するのかは分かりませんが、きっと大事なことなのでしょう。
バドラディン博士:確かにとても重要なことだったが...お前はどうなるんだ?
C-0002-bored:私は死んでしまうでしょう。普通の生物は死を怖がると言いますが、なぜか、今は心地がいい気分です。
バドラディン博士:それは成し遂げたからではないか?それを嬉しいと思っている。だからではないか?
C-0002-bored:なるほど、これが感情というものなのでしょうか。
バドラディン博士:恐らく、そうだ。
C-0002-bored:そうなんですね。まあ、これでわたしのやくめはおわりました。
バドラディン博士:もうすぐ、死んでしまうのか?
C-0002-bored:そうです。わたしはもうおわりなのです。
バドラディン博士:そうか。
バドラディン博士:我々より、あなたが幸せであらんことを。
C-0002-bored:こちらこそ。
この記録を最後に、C-0002-boredは生命活動を終了しました。
ファイル
ファイルには、C-0002-boredの創造方法、技術、黒なるものに関する詳細が記述されています。
人間最高の幸福とは何か?幸せに死ぬことだ。
アンティステネス
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