名称: ムカシハリガネムシ(BBB)
分類: 動物界 » 透過亜界 » 脱皮動物上門 » 類線形動物門 » ハリガネムシ綱1
危険度: XX
分布: シルル紀の地球において全般的に分布していたと思われます。
外見: 現在確認されている全ての化石において、直径2mmほどの左右対称で細長い針金のような体を持ち、体長は最大で40cmに達します。体節は確認されていません。
生態: 絶滅種であるため生活史の全貌は判明していません。発見された化石の分布等から、水中で産卵され、他の水生生物への寄生期を経て陸生へと変化することが分かっています。他の水生生物が水中の卵を取り込んだ事例が確認されていることから、宿主の体内で孵化すると推測されています。このようにして寄生された宿主は不明な理由により地上への移動を行います。
イギリスのシルル紀の地層では、ムカシハリガネムシの寄生痕の見られるアテレアスピスと、それが浅瀬から地上に上がり、海辺を這いずって移動した際の痕と考えられる生痕化石が発見されています。なお、この事例ではムカシハリガネムシの化石は発見されていません。魚類が地上に移動する理由は判然としていませんが、現在生息するハリガネムシは水面の水平偏光を目印に宿主を水に飛び込ませる種が存在することが知られています。また当該生痕化石では、寄生されたアテレアスピスが陸上でのたうち回った痕跡は発見されていません。そのためムカシハリガネムシは宿主が陸上に移動した際に体外へと離脱すると考えられています。
陸上に移動したムカシハリガネムシの生態は判然としませんが、ムカシハリガネムシの推定される体成分は空気に対して比重が非常に軽いため、宿主の体を離脱して体表が乾燥した後は空気中を漂っていたと考えられています。浮遊したムカシハリガネムシは海洋の上空で交尾・産卵をした後に死に、自然に降下して地表や海底に堆積します。そのため現在観察できるシルル紀の地層の大部分は、堆積したムカシハリガネムシの化石によって構成されています。また化石化のプロセスにおいて体組織が置換されているため、不可視特性は失われています。
捕獲方法: 化石がシルル紀の地層から全般的に発見されます。
脚注
1. より詳細な分類は特定されていません。
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