
生息域名称
幻世域(PhantomHub)
概要
幻世域は、東雲支部の研究基地直下に確認される大規模な空間異常が認められる洞窟帯です。
空間特性
あらゆる地点において異次元素の濃度が高いため、常にランダムな異次元と接続する可能性があります。
自然界において、稀に本領域と接続するポータルの顕現が確認されますが、それらは人間が知覚することはできません。
環境
本領域は深度数百m以上に亘って複数のバイオームで構成されていると思われます。
第一層 繁苔林
繁苔林は正規の手段で本領域に到達した人間が必ず目にすることになるバイオームです。
空間の殆どが微光性を有する繁茂した苔に覆われており、地下水が溜まった湖のような帯水層も見られます。
全体的に入り組んでおり、珪石や不可視生物由来の鉱物なども確認されますが、無闇な掘削は落盤を招く虞があります。
第二層 シャドープール
シャドープールは、未だその入口までしか調査が及んでいない、一切の発光源が存在しない暗黒の世界です。
頭狂支部の█-9999-atakuru/アンが齎す暗黒性には劣りますが、懐中電灯は1m程度先までしか届きませんでした。
このことから無気配生物可視化双眼ナイトビジョン&スコープやViTを用いた観測を行ったところ、何種かの捕光を行う不可視生物が発見されました。
現在、探索は徐々に再開中です。
幻素
全域に隈無く【幻素】と呼称される微弱な完全透過性を有する粒子が蔓延しています。
これは異次元素の一種でもあり、また本領域を活動圏とする異次元生物群そのものでもあります。
同物質は生体の脳器官に非条理な干渉をすることで、幻視・幻聴・幻嗅・幻味・幻覚の作用を齎します。
本領域においては、そのような幻素の影響が度々探索者を苦しめる要因となっています。
しかしながら、現在は幻素を利用した新たな技術体系も開発されています。
その筆頭である幻術(Illusion)は、幻素の人為的なコントロールにより特定の対象に偽の現実的な情報を植え付ける技巧です。
生物
本領域に生息する生物種は総じて『幻生生物』と呼称され、独自の幻素を利用した生態を有します。
これには、通常の不可視生物が領域に定着して幻素により進化したケースや、通常の人含む動植物が幻素へ適応して不可視生物になるケースも存在します。
幻生生物は、体内に幻素を取り込むことで、本領域にある幻素群との相利共生を築いています。
多くの幻生生物の役割は、幻素を循環させるか、或いは希薄な地に幻素を媒介させて新たな幻世域を構築することです。
これまでにも各地に本領域と接続する洞穴や扉・地点が確認されています。
初発見
本領域は20▓▓年、当支部旧体制においてランダムな異次元の観測を試みる実験の最中に射幸的に発見されました。
これまでのC─0001─DAW/センターウォッチを用いた観測調査により、様々な事実が判明されています。
現在でも本領域に関連する新学説は百出しており、異次元研究学会では往々にして議論が鼎沸する要因にもなっています。
注意事項
幻生生物の管理名の末端には全角で“PH”が附随されます。
これはPhantomHubの頭文字を参照しています。
[分類]─[4桁番号]─[生物名]─PH
また、本領域をレポートに登場させる場合は“ロケーション・幻世域”のタグが有効です。
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