危険度 : XX
外見
ジットクナナフシはエダナナフシ(学名:Phraortes illepidus)に酷似した不可視生物です。
後述の生態から超擬態生物に分類されています。
幼体の体長は1㎝程度ですが、脱皮を繰り返して成体になるまでに30㎝前後ほどに成長します。
また、外骨格は黒く非常に硬質であり、光沢を帯びています。
生態
ジットクナナフシは体を変形させることで、自身と同程度の大きさをした棒状の物体に擬態を行います。
この際に変化するのは物体としての形状のみであり、材質は変化しません。
以下はこれまでに擬態が確認されている物体の一例です。
- バール
- 鍬
- 剪定鋏
- 鋤
- 紐状の物体(恐らく銅線だと思われる)
ジットクナナフシは草食ですが、近年、特に市街地においては雑食の個体の増加が確認されています。
また、外敵から襲われるなどしてストレスを感じた場合、特殊な消化液を含む半消化物を口から吐出することで、ジットクナナフシ自身に弱い無気配性を付与するという防御行動をとります。
捕獲方法
空腹状態、とりわけ雑食個体だと著しく凶暴になります。
また、捕食行動として、「大きく跳び上がり、滞空時に擬態を完了、落下中に頭部を振り下ろして攻撃」というプロセスが確認されています。
擬態している形状によっては大きな脅威になりえるので注意して捕獲してください。
不可視生物事案に関する補足
第三等級不可視生物事案 片喰支部 第十三号の現場付近からジットクナナフシの雑食個体が発見されました。
このため、本事案は当該個体の関係する事案だと判断されました。
当該個体は捕獲済、現在は弊支部で飼育されています。
ご無沙汰してます、喰みです。
勝手ながら第三等級不可視生物事案 片喰支部 第十三号について推理をさせていただきます。
ただの妄想だと思って聞き流してください。
まず、犯人がジットクナナフシの擬態に気付いたタイミングです。
これは恐らく#002のあとでしょう。
背後・寝込みなど、隠れる意思が読み取れた#001・#002に比べて
以降の犯行はより大胆なものになっています。
それに#003の農具泥棒だけ不自然です。
動機があるとすれば、それは「ジットクナナフシが擬態できる物体を増やすため」でしょう。
次に、#006の不審死についてです。
これは、犯人が自ら命を絶とうとしたその瞬間に、ジットクナナフシが「撲殺」したのでしょう。
ジットクナナフシ側の動機も明白です。
それは「機嫌が悪かったから」。
犯行時以外はずっと部屋の中、ろくに給餌はされておらず、しつこく振り回され、何度も無気配性を帯びるほどにはストレスを感じている…
ジットクナナフシは凶暴化しても仕方ない状況に置かれていました。いくらお金が必要だったからって、こんなに酷使 ちがう
最初から金銭が目的だったなら、何故人を襲う事件が最初なんだ?
#003の盗品は結局どこへ
盗品を自分の周りにばらまく必要性 自首するつもりだった?
もうひとりいる? ↳あまりにも「報復」 じゃあ自殺はしないだろ
不可視生物? 異臭 追われるのが怖くなった?
踏み台は?
遺書がない 自殺ではない可能性
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