T-0011-forest/偏食家なお医者さん:クスシオロチ

アスクレピウスの蛇「クスシオロチ」
危険度:XX

[容姿]
全長約2mの真っ赤な瞳を持つ真っ白の蛇、その頭に黄色い円環(ヘイロー)が浮かんでいる

[分布]
その生態から病が横行するような地区で目撃されています

[生態]
普段は完全透過状態のまま暗い場所でとぐろを巻いて過ごしていますが、付近に病を患う者(以下患者)を感知すると接近し身体を縛るように巻き付きます、その後この生物は患者の肉体に潜り込み、鼻のピット器官で熱源を解析し肉体を蝕む毒素の根源を探し初めます
この生物は主に毒素を主食としており、それを見つけると根源を「捕食」し患者の病を大幅に回復させます、捕食行為を終えた後そのまま患者から離れますが、この一連の行動は完全透過状態で行われる為一般人に気付かれる事はありません
また患者が抱える病の進行具合によっては住処として利用しようと体内に暫く潜伏する行動も確認されています
捕食する過程で患者の健全な肉体組織も傷付ける事がありますが、この生物の表皮から麻酔成分と再生を促進する未知の成分を含む体液が分泌される為不快感も感じず後遺症を起こした事例は無いとされています
更に危険を察知すると身体から毒を分泌させ、その液で身体を真っ黒に染めて威嚇行動を取っていました、この毒はこれまで捕食した毒が合成された強力なものであり、個体によっては危険度の繰り上げも検討される程の強力な猛毒を持っている可能性も考えられます

[捕獲方法]
上記のように病が発生しやすい場所、病院や海外の医療技術が乏しい地区等で患者の元に出現する可能性があります、その場所に一人患者を待機させるか強力な毒を含む物を餌として設置しましょう
この生物が現れたら捕食行為が終わるまで待ち伏せします、警戒心も強いので猛毒に気を付けながら捕獲に当たりましょう、知性はあるので飼い慣らす事は不可能ではないと考えられます
場合によっては患者の肉体に潜伏する可能性もあるのでその場合は患者と共に保護する方法もあります
育成には患者の毒素が必要とされてますが毒を含んでいる有機物で代用する事は可能です

[特記事項]
・この生物はその昔医療の象徴とされる「アスクレピウスの杖」に巻きついた伝説の蛇そのものだとして崇められていた逸話がありましたが、現代医療が進んだ事で個体数も大幅に減りこの日本で見つかるのは非常に稀となったとされています
・医療の常識を覆し得る力を持った生物なので最優先保護対象とし、医学部長の明日を担当に厳重管理されています
現在の状況…明日部長が過去に大病を患っていた影響かこの生物に長らく潜伏されたままであり、このまま明日部長の相棒として共存関係を結ぶ事が決定されています
・医学部と開発部の共同開発によりこの生物の抜け殻を利用した応急治療キット「Rod of Asclepius」(通称:ROA)を開発
痛み止めと再生促進を持つ液を患部に投与する注射器と同じ効果を持つ止血用包帯等一般の医療器具とは常軌を逸した能力を持つものが備えられ、重傷以下であれば現場で即座に対応可能とされています

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