C-0075-Vulpes -tera:ユウワクカサゴダマシ(Gulappendicularia sebastiscus)
危険度 X
分類:脊索動物門尾索動物亜門ユウワクウオダマシ綱ユウワクウオダマシ目ユウワクウオダマシ科ユウワクウオダマシ属
【形態】
海洋の沿岸部に生息するホヤの仲間です
三つの成長段階があり、オタマジャクシのような形状で消化器系が未発達な幼体と固着生活を送る幼体の間にオタマボヤ綱の成体のような「捕食活動が可能だが遊泳して生活する」段階が存在します
また尾索動物亜門では珍しく成体になっても脊索を失うことがありません
胴体部は岩石に似た形態をしており、尾部はカサゴのメスような形態をしています
本種は単為生殖で増えるためメスしか存在しません
【生態】
本種は他の尾索動物と同様に海中のプランクトンなどを食べて生活し、時には尾で水流を起こして周囲のプランクトンを集めます
繁殖期はカサゴと同じ秋で、繁殖期になるとカサゴのメスそっくりの尾部を用いてカサゴのオスを誘惑し交尾することでカサゴの精子を得ます
本種は亜門のレベルで離れている相手の精子で雌性発生を行うという前代未聞の生態を持ち、この時に得たカサゴの精子を用いて卵子に刺激を与えることで卵子の細胞分裂を促し単為生殖を行います
受精の刺激を受けた卵は発生をはじめ、冬ごろには内部から幼体が孵化します
幼体の状態では食事をとることができないため直ぐに変態して中間形態に移行し、親と同じようにプランクトンを食べて暮らします
ある程度の大きさまで育ったら岩などに固着して変態し成体となります
【備考】
分類はこちら側の世界の深海底で古間支部が発見したある生物の近縁種として報告されていますが、こちら側の世界の近縁種は不可視性が存在しない為本種のみレポートが存在します
遺伝的には本部によりレポートの公開・閲覧が激しく制限されているある不可視生物との近縁性も示唆されています
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