P─0001─DAWN/シャックリソウ

シャックリソウ

Singultus inutilis

無気配生物

敵対性︰X


潜在脅威性︰XX


総合危険度︰XX

後述する特性より、人間の行動に対して一定の危害を加えるため、XXへの区分が妥当であると判断されました。

低脅威

シェパーズ・クローク状の茎が特徴的な蔓草です。

成長し尽くした段階で丈は30cm前後に及び、花は典型的な離弁花の形質に準じた花弁が4枚の構造をしています。色合いは灰色で地味ですが、これは人間などからの擬態を目的としたものであるとされます。

風媒花なので雄蕊が発達し、雌蕊は単性花としてその直下に位置します。

茎には特殊な毒素を溜め込み、外的損傷を受けると分泌します。

適正環境を満たすならば、世界中に分布しています。

特に風通しがよく同種が密集している平坦な土地を好みます。

発育的成長段階期間
種子10日
栄養成長期1ヶ月
生殖成熟期2ヶ月
老化期1週間

発芽後、適した環境で成長した個体は膝丈程の大きさに至ります。

その後、夏季頃に花を咲かせ、雄花は花粉の分泌を開始します。

通常の植物と同じように光合成や呼吸を行います。

秋季頃を中心に花粉を風媒させます。

他の個体が受粉に成功した場合は、やがて果実内に種子が形成され地面に落ちることにより発芽します。

通常の花粉とは異なり、本種の花粉は一律して殆どの動物に吃逆の効果を齎します。

メカニズムとしては一種のアレルギー反応のようなものであるとされ、吸引してからは凡そ十分〜一時間程は吃逆が継続します。

この吃逆誘発成分は短期間で多量に摂取しても命に別状ない程度の効果を齎しますが、その原因については以下のようなメリットがあるとされます。

  • 自己防衛機能説……捕食者による淘汰を防ぐために非致死性のある毒素を分泌したが、それが飛来する花粉にも受け継がれているという説。無気配性の獲得についてはこれと同じ理由で説明できる。
  • 射幸的遺伝説……利己的に遺伝子を残すために進化した際に分泌された成分が、偶然にも様々な生物へのアレルギー性を発揮することになったという説。

現在、進化構造を解析する研究が進められています。

日本の不可視生物研究者により初めて本種の無気配性花粉の存在が判明し、その飛来ルートを辿ることで発見されました。

本種の花粉を採取し、それを水に混ぜることで“飲むと吃逆を引き起こす水”が完成しました。

花粉などのサンプルの採取は、自然界で行うのは困難なため、独自の環境で栽培したものから直接入手することを推奨します。

栽培は、なるべく群生させた上で風通しの良い環境にて行ってください。

群生に近付く際は必ずマスクをしてください。さもなければ一日中吃逆に見舞われます。

開発製品─0003─DAWN/シャックリスプレー

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