【毒性広告】
事案名:毒性広告
報告者:蝶野千夜
発覚日:2026/06/08
関与生物:ゴミカスコウコクゼミ・シュランゲーブル
【概要】
2026年06月08日,弊支部事務室へ研究員よりコンピュータがウイルスに感染した可能性があるという旨の通報を受け確認へ向かったところセキュリティソフトに未知のデータ(ポップアップ体と呼称する)が複数確認された.
被害を受けたコンピュータについては著しいデータの損壊が確認された他,繋がっていたインターネット経由で同様の被害が報告された為現況となった個体は現在も逃走中であると考えられる.
また,他支部からも同様の通報があり報告書作成時点で13件確認されている.
【被害状況】
使用していたコンピュータ及びネットワークに接続されていた一部のサーバにてデータの損壊が確認された.代表的な被害状況については以下の通りである.
- C-0002-Horusに関するデータの改ざん(オフラインサーバより復旧済み)
- P-0003-Horusに関するデータの改ざん(オフラインサーバより復旧済み)
- T-0006-Horusに関する実験計画書の抹消(オフラインサーバより復旧済み)
- C-0004-Horusに関するデータの抹消(オフラインサーバより復旧済み)
- I-0002-Horusに関するデータの抹消(オフラインサーバより復旧済み)
- P-0005-Horusに関する実験計画書の抹消(オフラインサーバより復旧済み)
- P-0006-Horusに関するデータの抹消(オフラインサーバより復旧済み)
- T-0004-Horusに関するデータへの不正なアクセス
- 数時間に渡る電力の異常消費によるシステム妨害
- X-0001-Horusに関するデータの漏洩(事実確認・影響調査中)
- ピーター研究員のメールログ18件の漏洩(事実確認・影響調査中)
- ピーター研究員の端末に入っていた個人的なデータ6点
【原因】
最初に被害が確認された端末から通信履歴を辿ったところ,県市のビル内の空きテナントにてC-0002-Horusによって接続されたラップトップコンピュータが放置されており,内部にC-0004-Horusの痕跡が確認されました.このことから,何者かによって突然変異的に生まれた個体が原因であると考えられます.
【対応】
本案件を解析する過程でセキュリティソフトに脆弱性が確認された為,修正しパッチデータを配布した.また,再発防止の為各不可視生物の管理の徹底を行う.
ピーター研究員に対しては事実関係の確認を行った上,研修参加と6カ月の減俸を行う.
原因とされるゴミカスコウコクゼミ個体については現在も捜索中の為,発見次第報告をお願いします.もし怪しい広告を見かけても,絶対にクリックしないでください.
【補遺】
研究の為保管してあったポップアップ体から新たなゴミカスコウコクゼミ個体が確認された為,ポップアップ体はゴミカスコウコクゼミの卵であると考えられます.その特徴について判明した事実を以下に示します.
- ポップアップ体にも×ボタンと忌避効果が存在するが,成体同様駆除効果は無く復活する.
- ポップアップ体にあるokというボタンは押すと20倍近くの自己複製を行い消滅する.
- ポップアップ体及びそこから孵化した個体にも既存のセキュリティソフトは有効であった為,セキュリティホールをつく個体は原因となった個体のみであると考えられる.
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