P-0010-atakuru/カエシデ:奪われたなら取り返すしかない。

名称:カエシデ
危険度:XXX

外見

鹿のような見た目をしており、角に紙垂しでのようなものをつけているのが特徴です。また、カエシデには目がないことも特徴です。赤や黄色の無数の手を操ります。

伝承

以下はカエシデに関連すると考えられるとある伝承の抜粋です。

 むかし、むかし、ある森に神さまがいました。
その神さまのすがたは、おおきな、おおきな、木のようなシカで、その森を守っていました。

ある日、その神さまは森の動物たちに言いました。
「そろそろ私はかれるだろう。でも消えるわけではない。新たな種をまき、新しいすがたとなってふたたび君たちを守る。だから、その種がめを出してはっぱをつけるその時まで、君たちに守ってほしいのだ。」
森の動物たちは神さまのおねがいをこころよく引きうけました。

それから長い間、動物たちは雨がふっても、雪がつもっても種を守りつづけました。

どのくらいの時がすぎたでしょう。
ついに、あの種からめが生えました。
動物たちは「ようやく神さまにあえるぞ!」おおよろこびしました。

そこに一人の人間がやってきました。

「うわっ、なんだこれ。動物が集まっているぞ。ん?なんかの芽に集まってる?
特別な植物なのか?あ、もしかしてその芽、俺がさがしてたウジョコンなんじゃ!」

その人間は芽を思いっきりひっこぬきました。


なんだ、なんもないじゃん。


動物たちはすぐにその男をたおし、めを取りかえしましたが、かれてしまいました。

動物たちはとてもかなしみました。
そのかなしみが前の神さまのからだに集まっていきました。
すると、なんということでしょう。
かれたからだからたくさんの目が無いシカが出てきました。

目の無いシカは、めを抜かれたかなしみから人間めのを奪うようになりました。

植物は大切にしようね。

伝承内に出てくる神様を描いた絵。カエシデに酷似している。

生態

カエシデは植物を大切にしていない人間を見つけると「かえして」などの言葉を発しながら近づき、無数の手で拘束し目を奪います。

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