当関連文書は複数の資料をまとめたものです。
第一等級不可視生物事案-ibeno:イスミウオ・大東京亜種大量発生事案
20██年7月16日午前8時30分
伊部野研究室支部危険組織監視委員会が用意した旧式の通信方式を採用した機器に、以下の内容の警告文が届きました。
本日 胃住み魚が水に混入。注意せよ。
伊部野研究室支部が水道及び支部内の飲料水を捜索したところ、30匹以上のT-0089-ibeno/イスミウオ・大東京亜種が発見されました。
通信を逆探査したものの、通信元は判明しませんでした。しかし、再-1で公開された資料と同様の通信元からのものである可能性が極めて高いことが判明しました。また、通信方式は我々が用意した通信方式と類似していますが、完全に同一のものではなく、差異があることが判明しました。
第一等級事案となった理由は、警告を知らなかった堂界真研究員が飲用水を飲み、お腹を下したためです。
第一等級不可視生物事案星覧支部:キルシラ(大東京亜種)大規模捕食行動
20██年7月17日午前3時12分
星覧支部が設置した旧式の通信方式を採用した機器に、以下の内容の警告文が届きました。
本日、大東京にて、キルシラが狩りを行う。円形の線に注意しろ。
対危険不可視生物鎮圧部隊「星争」による捜索の末、C-001-starkaki-DTA/キルシラ(大東京亜種)の群れを発見。駆除が行われました。駆除の最中、隊員の一人が軽傷を負ったため、第一等級不可視生物事として認定されました。
通信の逆探知には成功していません。
伊部野研究室支部に届いた警告文及び宗に届いた警告文書と同様の通信元から送られてきている可能性が極めて高いと考えられています。
不可視生物未達事案-ibeno:ドキヘビ脱走
20██年7月17日午前10時02分
伊部野研究室支部危険組織監視委員会が用意した旧式の通信方式を採用した機器に、以下の内容の警告文が届きました。
ドキヘビの檻が外れる。対処せよ。
1分後の午前10時03分、T-0666-ibeno/ドキヘビの檻の金具が外れ、脱走しました。怒天衝の隊員によって早急に対処がなされ、事態は収まりました。この事案は未然に防がれたため、未達事案として報告されました。
通信の逆探知は成功していません。
上記の事案について、入念な調査がなされた結果、いずれも、人為的な介入があった可能性は非常に低いと判断されました。
このことから、警告を送ってきた何者かは、高い潜入・隠蔽技術を持った人物か、あるいは、不明な方法により未来予知が可能な人物であると推測されています。
また、これまで指摘されていた高度な通信隠蔽技術に関して、より詳しい調査を行ったところ、これまで世界で確認された技術と合致しない、全く新しいものだとということが判明しました。
何者が何のために何故このような行為を行なっているのか、全くの不明です。
しかし、高い予測能力と協力意思を示していることから、準協力組織 「彼方からの警告者」として認定されました。
追加情報1
20██年7月17日午前11時01分
協力組織 日本神秘学連合に以下の内容の文書が届きました。
内部の人間を警戒しろ。まだ奴はいる。
日本神秘学連合は、特定危険人物“シショクシカツ”との関連可能性があるとして調査を進めています。
追加情報2
彼方からの警告者による情報の信憑性が複数の事案で高まったことと、他複数の要因により、再-1にて警告されていた、「非常用拠点」としての機能を、現在建設中の共有研究施設《不可視生物大研究拠点》に組み込むことが決定されました。
重大不可視生物事案発生時に避難所として利用可能となる予定です。
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