█-0024-hamy / オオグチ████ : 三叉路████████

P-0024-hamy / オオグチヤドカリ : 三叉路にて新しい人生を

外見

無気配性を有するヤドカリの一種です。

日本国内某所の住宅街にて発見された個体。可視化処理はまだ施していない。カーブミラーを宿にしている。

生態

オグチヤドカリは特定の条件下にある物体(項目:「殻替えの条件」にて後述)に対して殻替えを行います。

夜行性で夕方ごろから活動を始めるほか、昼間は眠った状態で静止しています。

また、非常に憶病であり、自身に近づくものには敏感に反応します。

獲物が自身の前を通りかかるのを待ち、上から殻の入り口を覆いかぶせるようにして殻に引き込み、捕食を行います。

大きな獲物を捕食する場合、殻の入り口を閉じることで獲物を挟む動作を繰り返し、弱った獲物のみを殻に引き込みます。

雑食ですが、主に小さい虫を食べます。あるため、稀にヒトを食べることがあります。

捕獲方法

オオグチヤドカリを捕獲するには、休眠状態にある昼間に殻ごと持ち去る方法が最も効果的です。

夜間に捕獲する場合、その場で殻替えを促す方法もありますが、現時点で殻替えの条件に関する研究が未発達であるため困難です。

危険性が高いうえ地面に強く定着していることから、夜間に捕獲が成功した事例はありません。

そのため、発見時はカバーストーリー「緊急工事」を用いて直ちに該当地点周辺を封鎖、対象が活動を停止してから捕獲を行ってください。

殻替えの条件

  • 三叉路にあること
  • 鏡面を有すること(目や口としての器官?)
  • ある程度の剛性を持つこと?(殻としての機能?)

補足


支部長による補足です。

まず1ページ目についてです。
カーブミラーに擬態していると思いきや、どうやらカーブミラーそのものに住まう無気配生物が本体だったようですね。超擬態生物であることを前提として研究を進めていたならば、無気配生物が見つからなくても仕方がないでしょう。

2ページ目では殻替えの条件に関する仮設を検証するため、報告書内にオオグチヤドカリの殻になりそうなものを設置することにしました。
2ページ目から1ページ目と3ページ目のどちらに行くかという「三叉路」、
そして画面上でのみ機能する黒い「鏡面」、
これらを以てオオグチヤドカリは誘引できるか、という実験です。
よくもそんなに危険な実験に巻き込んだな、と思われるかもしれませんが、ご安心を。
あの鏡面は画面上でのみ機能します。
つまり、目としての機能こそ持っているものの、物理的に操作できる口としての機能は持っていません。
それに、あの殻の周りは常に「」です。
この報告書の背景が白く光っている限りは。
とはいえこれらは全て仮説にすぎないので、外れていた場合危険だったことには変わりありませんが…

最後に、改訂前の報告書に使われている表現について、気になる箇所がありました。
それは「小さな虫を食べます」という表現です。
暫定的な報告書だからといって、こんなに絞られた表現をするでしょうか。
しかも中に入っているのはヤドカリの一種です、小さな虫を好んで食べるとは到底思えません。
「小さな虫を食べていると思しき動作をしていた」、つまり「何もないように見えるのに捕食行動を行っていた」…
ヤドカリというのは雑食で、海藻から色んな動物の死骸まで色んなものを食べるそうです。
ここからは私の考察にすぎないのですが、
三叉路で待ち伏せすると効果的で、鏡面に映る、に活発に活動する死骸
ヒトが食べられかける事例もありましたね。
そういったものを主食としていたのではないでしょうか。

以上、オオグチヤドカリに関する考察でした。

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