P-040-starkaki/エアギロイ:……で、それは食べられるの?

エオアギロイ 危険度:XX

【外見】
渦巻き状に触覚が巻かれた、体長一センチメートル程のコオロギです。常に湯気のような気体が立ち上っており、一般的に「美味しそう」と呼ばれる匂いを漂わせています。

【生態】
世界的に生息していますが、特に日本、中国での生息が多いです。他地域では個体数が減少傾向にありますが、前述二地域での個体数は横ばいです。
エオアギロイが危機に陥ったときに奏でる鳴き声には微弱な催眠効果があります。これは自身よりも旨そうなものがあると誤解させるためであり、大抵の場合、一般に「何故食べようと思った?」と言われる物品(主にタコやナマコ等)に対し食欲を湧かせますしています。こうすることにより捕食者に認識の齟齬並びにフリーズを与え、補食から逃れているのだと考えられています。しかし古代日本人、古代中国人に対して当該洗脳を行った故か、洗脳はある種の認識改変となってしまい、「取り敢えず食べてみる」とも呼称されるような現状になったのだと思われます。研究段階であり確証は無いに等しいですが、こんにゃく、三聴、納豆は上記影響を受けていないと推測されています。もしこの説が立証された場合、なんの強制力もなく上記三品が誕生していたことになります。偶然って凄いですね。

【捕獲方法】
無気配生物を知覚できるヒトなら匂いで探せます。耳栓をしておけば催眠効果を受けることがないため、網などで捕獲できるでしょう。

【実食】
試しに食べてみたところ、あまり美味しくはなかったです。見た目から想像するような肉肉しい感じもしなかったですし、パサパサしてますし、外骨格が喉に刺さります。調理すると尚一層酷かったです。
また、食べた後凡そ五分程度、捕食者は無気配性を会得し、体には薄く渦模様が走っていました。当効果は補食量に応じ長くなっていたため、あまり食べない方がいいです。

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