【識別番号】P-0012-BlacK
【分類】無気配生物
【危険度】X
分布
初発見はフランス国内の森林地帯と記録されています。
現在はフランスだけでなく、イギリス、ドイツをはじめとするヨーロッパ各国においても目撃例・捕獲例が報告されています。
ヨーロッパ以外での確認例はごく限られているものの、日本国内においても屋久島や沖縄県の一部地域で生息が確認されています。
形態
エルフォトンは、体長約3.0センチメートルの羽虫のような形態的特徴を持つ生物です。
全身から白色ないし淡黄色の光を放っており、体長に対して大きな、全長約5.0センチメートルの一対の翅を有しています。
この翅は形状および構造的にトンボのものに類似しており、表面には個体ごとに異なる模様があります。
これらの模様には指紋に類似した固有性があるとされ、個体識別の手段として利用できる可能性があります。
エルフォトンは全身に無気配性がある一方で、翅だけは無気配性を有していません。そのため、無気配生物を知覚できる人間には一見して「翅が生えた光る球体」として認識され、無気配生物を知覚できない人間には空中に浮かぶ発光球(いわゆるオーブ)に誤認されます。
なお、翅だけに無気配性が無い理由については現在調査中です。
生態
野生のエルフォトンの生態は研究が進んでいません。これは国内での生息数がごくわずかであることと、国外においては国立公園などの特別指定地域に生息しているために野生個体の観察・研究が自由に行えないためです。
《食性》
雑食性であると推定され、飛翔時は空気中の微小な昆虫を捕食し、地上に静止している時は土や苔から栄養を摂取していると考えられています。
《繁殖》
これまでの観測において、繁殖行動と断定できる行動は一度も確認されていません。加えて、フランスのとある不可視生物研究機関には、約200年前の観測資料に記録されたエルフォトンと同一個体であると記録されているエルフォトンの観測資料が存在しています。
このことから、エルフォトンは極めて長い寿命を持つ可能性が指摘されています。
《発光》
エルフォトンは全身から常に光を放っていますが、時として光の強度を変化させたり、一定間隔で明滅を繰り返す行動を示します。また、ある個体がこれらの行動を取ると、その周囲にいる別個体も類似した発光パターンを示す場合があります。
この現象は個体間における情報伝達(コミュニケーション)行為の一種であると推測されています。しかし、発光パターンが示す意味や、伝達されている情報の内容については未解明です。
捕獲方法
エルフォトンは警戒心が薄く、人間に近づいてくる傾向があります。そのため、一般的な野生動物と比べて捕獲は容易であり、特別な手段を用いる必要はありません。
《密猟問題》
捕獲が容易な一方で、白色ないし淡黄色に発光する幻想的な外見から鑑賞目的での需要が存在し、高値で取引されるために各地で密猟が問題になっています。特に、個体数が少ない地域では、密猟が個体数の更なる減少を引き起こす可能性が懸念されています。
エルフォトンの生態が十分に解明できていない現状では、密猟および研究目的での捕獲が及ぼす影響を正確に予測することは困難です。そのため、野生個体の保護と生息状況の継続的な調査が必要とされています。
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