P−0121−Vulpes:左側通行にご協力下さい(狩りづらいから)

P−0121−Vulpes:ミギガワウガチ(Carrophagus dexter)
危険度:XXX
分類:節足動物門鋏角亜門クモガタ綱蛛肺類四肺類クモ目クモ亜目クモ下目完性域類カタガワウガチ科カタガワウガチ属

【概要】
全身に無気配性を有する右側の鋏角が異常に発達した全長8m程の大型のクモです
アシダカグモやハエトリグモ、ハシリグモのような走行に適した形態を有しています
日本固有種で、朝鮮半島には近縁種で左側の鋏角が発達したヒダリガワウガチ(Carrophagus sinister)が生息しています
しかし推定される分岐年代が20世紀初頭と最近であるためこの2種を同種とする意見も存在します

【生態】
主に山奥の自動車の通れる大きさの道の近くに生息し、肉食で大型の動物を捕食しますが特に人間が好物です
本種は運転中の車を見つけると背後から最高時速100kmもの猛スピードで追いかけて飛びかかった後に発達した右側の牙を運転席目がけて突き刺し、運転手を刺殺して車のコントロールを失わせてから道の外に車を運び牙の先端から内部に消化液を注入し内部の人間を捕食します
この際捕まえると同時に車の扉近くを糸で縛るため本種に捕まった瞬間にドアを開けて出ることは不可能となります
また、キルシラに対しても同様の捕食行動を行うことが確認されており、始めは牙を刺してもコントロールを失わないことに一種戸惑う様子を見せるもののその後前進を糸で絡め取り体外消化して捕食します
また運転中の車が見つからない時は生身の人間や鹿など車以外のものを狩ることもあります
本種は道の向かいの方向から見て右側に45°(本種に近い向きから見て見て左側に45°)傾いた向きから獲物を狙う習性があり、この向きで構えることで左側通行の車を確実に背後から襲うことができます

近縁種のヒダリガワウガチは本種と大まかな生態は共通していますが本種とは違い左側の鋏角が発達しており、獲物を狙う向きや狩りに使う鋏角が反転しています、これは生息地域における車の片側通行の向き、及び内部の一般的な運転席の位置の違いによるものだと考えられています

本種は元々一部の文献にのみ怪異として記載されている日本と朝鮮半島に分布していた馬を主食とする大型のクモが祖先であると考えられており、移動手段としての馬が廃れ自動車が使われるようになるにつれて現在の狩猟方法を行うようになったためにイギリスの影響により右ハンドルが多い日本では右側の鋏角が、アメリカの影響により左ハンドルの多い半島では左側の鋏角が発達していき最終的に現在の2種が誕生したと考えられています

【捕獲方法】
大型のため捕獲は困難ですが、無人の自動車を生息地の中で牽引するなどして動かすとつられて出てくるため誘導自体は簡単です
出会ったら捕まる前に轢き殺しましょう、車は確実に壊れますが食われるよりマシです
もし捕まったら窓ガラスに開いた穴とそこから飛び出た牙にめがけて防虫スプレーを掛け、車から剥がれて糸の拘束が緩んだところでドアを開けて逃げてください

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