提言書
やぁ、この文書の閲覧者諸賢にはまず挨拶を述べておこう。東雲支部調査部長のオーロだ。
最近ではどうやら本部が不可視生物の新指標を募集している御蔭で、周りのエージェントも随分と張り切っている姿が見られる。
で、そんな中私はと言えばCLASS EIGHTの地獄会議に巻き込まれたりして結構大変だったんだが……しかし新指標の草案は考えてきたので、1つ提案してみようかと思う。
それでは、早速本題に入ろうじゃないか。私が提案する指標の名前はズバリ
「事案解明度」だ。
読んで字の如く、これはまさしくかの不可視生物事案やIBCにおいて、その全貌がどれだけ解明されたかを示す指標になるだろう。
私はよく職務怠慢の象徴とか首輪の付けられない犬とか酷い肩書が出回る人間だが、これでも一組織の調査事を管轄する重要人物だ。
そうなると、当然ながら毎日上達される報告書には様々なインシデントの内容も含まれている。しかし、ここである厄介な問題が出てくるのだ。
それは、文字数が只管に長いことである。一々確認していくと時間が到底足りたものではない。
そして、そうなると流し見せざるを得ないのだが、結局空目や確認漏れのリスクが高まってしまう。
そこで「事案解明度」という概覧性に長けた指標を突っ込むことで、私含め調査管轄を行うエージェントの負担を減らせるのではないかという発想に至った。
正確な段階分類のモデル案などは別ファイルと同封しているので、是非とも確認してほしい。
もしも出来が良ければ総轄部門に丸投げ提出しているので、採用されると嬉しい。
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