第七等級不可視生物事案 東雲支部 第一号/タワーディフェンスクライシス

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タワーディフェンスクライシス

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事案危険度クラス

第七等級

都市機能の麻痺

概要

場所

当該事案は、研究都市1セクストゥムの南部区域及び中央区域にて発生しました。

↑研究都市セクストゥム
↑地図
日時

発生 20▓▓年6/31,PM23︰▓▓

終結 20▓▓年7/1,AM10︰00

内容

研究都市セクストゥムに対する、指定危険組織《シャドウ研究会》による攻撃。

及び、それによる異次元ポータル発生事故。

関連組織

都市攻撃側

↑シャドウ研究会のシンボル

シャドウ研究会


都市防衛側

↑センクトゥム防衛局の記章

センクトゥム防衛局SRCDA


↑東雲支部の記章

不可視生物生態研究室︰東雲支部


↑東亜廻帰協会の記章

東亜廻奇協会ASRA


↑世界不可視倫理審判委員会の記章

世界不可視研究倫理審判委員会WIREAC

時系列

以下は、当該事案の時系列です。

⚠正確な時刻については、機密性保持のために報告書制作時から記載されていません。


6/31 23︰▓▓〜

都市全域に展開されていた“サンクタムバリアシールド”2が突如として異常を検出。

また、同時刻に都市内のセキュリティユニット全基に異常が発生。

更に地脈制御場にて地脈活発化をトリガーとする爆破機構3により被害が発生。地脈の制御が不可能になる。

これにより、防衛レベルが致命的に低下。

logdata︰α01αα66
▓▓▓▓[編集済]
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23︰▓▓︰10〜
[地脈制御場の職員達は、施設に張り巡らされた定点カメラ画面を確認している。]

23︰▓▓︰00〜
職員A︰こちらセキュリティ基の定点カメラ一番から十番まで異常なし。

23︰▓▓︰05〜
職員B︰同じく、十一番から二十番までも異常なし。

監督者︰了解。以降も監視を継続せよ──

23︰▓▓︰15〜
[室内に緊急ベルが鳴り響く]

23︰▓▓︰18〜
監督者︰(大声で)何事だ?

23︰▓▓︰20〜
職員C︰(ディスプレイを確認する)第一〜第十三基で深刻な異常数値を検出しました!
エネルギーバイパスが……激しい勢いで下がっています!

23︰▓▓︰25〜
[職員達が迅速に計器を調節し、各基の暴走を抑えようとする]

23︰▓▓︰50〜
職員B︰駄目です!どれもバイパス上がりません!

23︰▓▓︰52〜
監督者︰(焦った様子で)このままじゃサンクタムバリアシールドが維持できない!地脈弁を開けるしかない!

[監督者が、地脈弁の解放操作手順を開始する]

23︰▓▓︰10〜
[室内の隣部屋から爆発が起きる。カメラが炎と爆風に呑まれる。]

〈記録終了〉

*カメラは強化製であったため、破損は奇跡的に免れた。

7/1 01︰▓▓〜

南門の警備員が、遠方から所属不明の装甲武装車両が複数出現する4様子を確認。

車両群は南門に対して高速度で走行を開始。

01︰▓▓〜

都市攻撃の可能性有として、中枢コントロールタワーが緊急事態令を発布。

接近中の車両群に対しては停止措置命令が下される。

01︰▓▓〜

車両群の内の1台のハッチから兵士が乗り出し、特殊対戦車バズーカを南門ゲートに発射。

南門ゲートが大破。警備員四名が車両群の緊急停止を試みるも、三名が死亡し一名が重傷を負う。

車両群を敵対脅威に指定。

敵車両群が南門を突破。

01︰▓▓〜

第一警備隊駐屯所に緊急対応命令が下される。また、研究都市の運営評議会がディフェンス・コントラクト5に基づく支援部隊の派遣を要請。

01︰▓▓〜

第一警備隊が0番道において敵車両群の強制停車に成功。降車した部隊との交戦が開始。(第一次交戦

敵車両群の台数は一三台であると判明。

01︰▓▓

異次元数値計測所のユニットが、敵車両群周辺における異次元濃度の増加を検出。

01︰▓▓〜

第一次交戦において、敵車両群の所属がシャドウ研究会にあることが判明。WIREACへの通報が追加で為される。

01︰▓▓〜

第一次交戦において、シャドウ研究会のトラック型車両のコンテナからT─0008─DAWNが▓▓体、戦場に投入される。

(第二等級不可視生物事案 東雲第五号 T─0008─DAWN発生)

↑観測されたT─0008─DAWN群の一個体。

01︰▓▓〜

第二警備隊が支援のために第一次交戦エリアに参戦。敵車両群は第一実験場区に侵入。

01︰▓▓〜

第一実験場区にて規定値を逸脱した高異次元濃度が検出される。

01︰▓▓〜

異次元濃度臨界化。第一実験場にポータル発生。内部に高不可視生物反応あり。(以降、一番目のポータルをAポータルと記載)

↑第一実験場で観測された異次元ポータル。周辺では通常の記録機器に障害を及ぼすレベルの異次元濃度が計測された。

01︰▓▓〜

東雲支部が支援要請を受けて、都市近郊の即応部隊駐屯所に出動命令を下す。

また、東亜魔導研究協会及びWIREACも海外からの部隊派遣を開始。

01︰▓▓〜

AポータルからI─▓▓▓▓─DAWNの出現が確認される。

(第四等級不可視生物事案 東雲第二号/I─▓▓▓▓─DAWN出現に伴う集団精神汚染)

↑Aポータルから出現したI─▓▓▓▓─DAWN

領域内にいた第一警備隊、第二警備隊の隊員合わせて三十六名が錯乱及び発狂。敵車両はそのままエリアを縦断して2番道に突入。

この時点で第一実験場は汚染区域に指定され、非装備での往来が禁止される。

01︰▓▓〜

東雲支部の即応支援部隊が南門から到着。第一実験場におけるAポータルの封鎖と、出現したI─▓▓▓▓─DAWNの鎮圧活動を開始。

01︰▓▓〜

2番道にて第二警備隊と敵車両群が再び交戦を開始。(第二次交戦

01︰▓▓〜

研究都市上空防衛システムに反応。

南方▓kmの高高度から複数の高速飛行物体の接近を確認。緊急対空システムが自動迎撃の準備を開始。

01︰▓▓〜

高速飛行物体がA─0001─DAWNを積載した無人輸送機であると判明。

無人輸送機の弾道軌道の開始に伴い、迎撃システム作動開始。

↑急降下する無人輸送機群。
↑迎撃中の画像

迎撃に伴い、▓▓機を破壊。

撃ち漏らした三十機が南部区域及び中央区域各所に落下。

A─0001─DAWNが初めて人口密集地に放出され、被害が続出する。

(第五等級事案 東雲第三号/A─0001─DAWNの都市投下に伴う連続被害)

01︰▓▓〜

事態の深刻化に伴い、東雲支部は更なる追加支援部隊の派遣を決定。戦闘部門から都市内の長距離ポータル管理施設を通じて脅威鎮圧部隊が派遣される。

01︰▓▓〜

東亜廻奇協会とWIREACの支援部隊が到着。A─0001─DAWNの処理と、第二次交戦の支援を行う。

01︰▓▓〜

第一実験場区におけるI─▓▓▓▓─DAWNの封じ込めが失敗し、2番道へ北進を開始する。

01︰▓▓〜

第二次交戦エリアへのI─▓▓▓▓─DAWN接近に伴い、部隊が緊急避難。敵車両群が一斉に異次元実験棟への侵入を実行。内部の警備隊との交戦が開始される。(第三次交戦

01︰▓▓〜

第三次交戦中、シャドウ研究会のI─0004─DAWNの使役を確認。

↑シャドウ研究会に使役されたI─0004─DAWN群

02︰▓▓〜

異次元実験棟内の警備隊が投擲武器/ドレットガスグレネード6を用いた反撃を試みるも、失敗して全滅。

シャドウ研究会の戦闘員▓名が降車して、施設内の異次元調節房に侵入。

02︰▓▓〜

各支部に、発信元不明で以下のようなメッセージが送信される。

message

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

もなく

まれわる

02︰▓▓〜

実験棟内の異次元濃度が急速に上昇。

施設周辺の気温が乱高下を繰り返す。

また、研究都市から半径▓km以内の各所で現実グリッチ7を観測。

02︰▓▓〜

実験棟の屋上で落雷が1分間発生。▓km先まで届くような不協和音が響き渡り、実験棟が消失

近隣の敵車両群及び鎮圧部隊が巻き込まれ、現在まで▓▓▓名が行方不明。

↑最後に記録された画像

02︰▓▓〜

異常な異次元濃度の上昇に伴い、都市全域が緊急避難領域に指定される。エージェントや展開されていた部隊の総避難行動が開始される。

第七等級の重大事案クライシスとしての処理が開始される。

02︰▓▓〜

消滅エリア中心にに半径▓▓▓mの円球型ポータルが発生。(以降、Bポータルと記載)

Bポータル内部から多数の高不可視生物反応を検出。

02︰▓▓〜

Bポータルにおいて危機的大量出現スタンピードが確認される。未確認の不可視生物が▓種発見される。

民間エリアへの被害拡大の懸念から、不可視生物生態研究室の本部及び各支部に対して緊急対応要請。

03︰▓▓〜

Bポータルが地形を呑み込んで肥大化していることが判明。

依然として内部からの脅威の出現は止まらず。

▓▓︰▓▓〜

特別合同部隊による第一次封印作戦が開始。

第一次封印作戦

作戦内容

▓▓機の無人機を用いた、60㌧の異次元素中和剤の投下。

結果

失敗に終わる。

中和剤の投入は、かえってBポータルの活動を活性化させ、肥大化を進行させた。

▓▓︰▓▓〜

第一次作戦が失敗。Bポータルから出現した危険生物群は近隣の民間エリアを襲撃。

SNS上に、当事案における映像が対応が間に合わないような速度8で拡散される。

▓▓︰▓▓〜

Bポータルの危機的な肥大化に伴い、第二次封印作戦が実行される。

↑拡大中のBポータルを表した画像

第二次封印作戦

作戦内容

東雲支部に保管されていた“虚空転送爆弾”全発を用いた、Bポータル含む研究都市全域の消失。

結果

成功

Bポータルの消失が確認される。

▓▓︰▓▓〜

Bポータル消滅に際して出現した異次元生物群も沈静化。その後異次元生物渡航阻害薬アナザー・ディメンション・ロッカー(A.D.L)9を用いた駆除作戦が開始される。

10︰00〜

事案終結

補遺─A

研究都市セクストゥムは、中枢コントロールタワーの69%の消失に伴い、現在は放棄されています。

当事案により▓▓種の不可視生物やアーティファクトを喪失する結果となりました。

また、最終的な人的被害は死者▓▓人、行方不明者▓▓人、重傷者61人、軽傷者70人に及びました。

補遺─B

当事案の存在はその被害と規模の大きさから一般の人々への隠蔽は困難でした。

そのため、対応が遅延したSNSなどの媒体を通じて不可視生物生態研究界の存在が世界中に露見するという歴史的事件となりました。

現在まで、一連の事態に伴う混乱が各機関及び全世界で問題となっており、同時に指定危険組織による更なる攻撃への対策が求められています。

補遺─C

当事案から3日後、シャドウ研究会は各国の国営放送の一部をジャックして“自分達が混沌とする世界の新たな嚮導者となる”という趣旨のメッセージを繰り返し、その組織名を“シャドウ研究教会”へと改称しました。

現在、該当組織に関する対応を各機関と協力体制で検討中です。

補遺─D

Bポータルより出現した異次元生物は、現在も周辺地域で潜伏している個体が定期的に発見されますが、それらに対しては適切に駆除を行う方針となっています。

確認された生物︰

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  1. [研究都市]
    全国複数箇所に設けられている、特定の分野の研究に特化した都市の総称です。
    人口は数十〜数千人程度と規模に応じて異なりますが、様々な機関のエージェントが在籍しています。
    都市の管理は運営評議会が担い、中枢コントロールタワーにおいて様々な権限を行使しています。 ↩︎

  2. [サンクタムバリアシールド]
    広大なエリアの存在を外部から隠匿し、尚且つ脅威からの干渉を阻む為に設けられる巨大な機構です。様々な不可視生物由来のテクノロジーが構造に利用されています。 ↩︎

  3. [爆破装置]
    後日の調査により、研究都市内のスパイが仕掛けたものであると確認されました。実行犯は処分されました。 ↩︎

  4. [出現した]
    監視カメラにはその様子が明確に記録されませんでしたが、目視での報告の内容から何らかの不可視迷彩テクノロジーを利用していたと推測されます。 ↩︎

  5. [ディフェンス・コントラクト]
    被支援機関が支援機関と締結する、有事の際の援助の取り決めです。東雲支部は、セクストゥムの非常事態に際して戦闘部門のエージェントを派遣する契約を結んでいました。 ↩︎

  6. [投擲武器/ドレッドガスグレネード]
    雪笹技術局様の兵器を使用させて頂きました。ありがとうございます。
    URL↓
    雪笹技術局
    投擲武器/ドレットガスグレネード ↩︎

  7. [現実グリッチ]
    異次元濃度の急激な異常により、周囲の風景が歪んだり、色調が反転したり、怪奇現象が発生する事象の総称です。 ↩︎

  8. [対応が間に合わないような速度]
    シャドウ研究会による、▓─▓▓▓▓─DAWNを利用した強制的な動画拡散が原因かと推測されています。 ↩︎

  9. [異次元生物渡航阻害薬アナザー・ディメンション・ロッカー(A.D.L)]
    古間/マンデマダラ対策支部様の薬品を使用させて頂きました。ありがとうございます。
    URL↓
    古間/マンデマダラ対策支部
    異次元生物渡航阻害薬アナザー・ディメンション・ロッカー(A.D.L)


    ↩︎

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