T-031-starkaki/ビシトクオ:必殺仕事人

当報告書は生態の都合上、少々閲覧には注意が必要です。一応ある程度ぼかしてはいますが……

覚悟ができましたらこの先へお進みください、 良いですね?

では、お気をつけて

ビシトクオ 危険度:XXX

【外見】
真っ赤な外骨格を有する、全長13センチメートルのオトシブミです。その体の殆どは所謂首部と呼ばれる部位であり、その長さは約12センチメートルに及びます。また、頭部と首部は中央で二つに割れることができます。
また、普段は透明となっていますが、後述する狩りの瞬間のみ透過が解除されます。

【生態】
全世界で発見でき、特に日本での発見が多いです。しかしながら近現代においてその数は減っており、残り個体数が三桁台にまで減少しています。
ビシトクオは平常時は通常のオトシブミに酷似した生態をしていますが、食事量が異様に少なく、死亡する場合が多いです。しかしある条件に合致する生物が付近に存在する場合、ビシトクオは対象となった生物の元へと飛行していきます。条件は以下の通りです。

・自らの意思のみで激しい希死念慮を有している
・方法の第一候補が█腹である
・交友関係が乏しい

条件のために、ビシトクオの対象となる生物はヒトである場合が多いですが、時折ヒト以外の生物が対象となる場合もあります。
接近に成功したビシトクオは自身の頭部から首部までを割り、対象の首を挟みます。この際、首へと直接ドーパミンやカフェインやアルコールなどが注入されるため対象は興奮を覚え、決断します。そうして対象がそれを行った瞬間、ビシトクオは対象の首を挟みきり、介錯を成功させます。その後、ビシトクオは対象の首からエンドルフィンを捕食します。
上記の狩りを経由せずエンドルフィンを直接摂取させる試みは失敗に終わっています。

【発見経緯】
ビシトクオはアングラサイト「██████」を趣味で巡回していた████研究員により上記生態を写した動画が発見、生体の捕獲、報告されました。

【保護方法】
現在弊支部 で全個体を飼育していますが、絶滅も時間の問題でしょう。しかし延命には成功しており、飼育していなかった場合既にビシトクオは絶滅していたでしょう。
ビシトクオが減少した原因として、確実に█腹率の低下が上げられます。その上█腹無しでの飼育はとてつもなく厳しいため、現在模索が続けられています。

【考察】
当生物は完全透過生物にしてはヒトの文化や行為にあまりにも依存しており、現代まで生存してきた種としては少々不自然です。また、安土桃山時代には減少は開始していた可能性が示唆されています。そのため、弊支部では「いずれかの時代において、可視不可視問わず自ら█腹を行うような生態を持つ生物が存在していた」という仮説がたてられていますが、現在のところ不明です。

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