I-0085-Vulpes:イヨクイ
危険度:XXX
【概要】
全長90cmほどのヒシクイに似た鳥類です
全身は黒色の羽毛で覆われてる他、眼球は真っ赤に染まっています
本種は無気配生物や完全透過生物を知覚できる能力を持ちます
【生態】
主に建物内の人間が直接視覚していない領域に出現し人間の意欲を増強させる不可視生物を捕食します
カメラなどで監視している領域であっても肉眼により監視されていない状態なら出現します
大抵の場合そのまま消化吸収しますが、ファクババなどの硬質な不可視生物の場合捕食した後に遺骸をペリットとして吐き出します
不可視生物により意欲が増強されている人物がいる状態で本種が捕食活動を行うと不可視生物由来の意欲が消失し、尚且つ捕食した不可視生物の種類によっては重篤な反動が発生します
また、本種の排泄物の香りには外敵への防衛のため生物の意欲を減退させる性質が存在するため捕食活動による意欲減退が更に増幅されます
本来であればXXになるような生態ですが捕食する不可視生物によっては命にかかわるような重篤な反動を発生させるためXXXに指定されています
以下は意欲を発生させる不可視生物を利用した本種の実験記録です
捕食実験記録【Ⅰ】
捕食対象:C-0009-Vulpes(ファクババ)
・実験方法
無人の部屋の中心にファクババを設置し、別室から監視カメラを通して観察を行った
・結果
実験開始から12分後、地面から30cmほどの高さに異次元通路を出現させて出現
全身をこちらの次元に移動させてから地面に置かれているファクババを拾い上げて丸呑みにした
数分後に死骸を吐き出しまたもや異次元通路を出現させて元の次元へ帰っていった
元のファクババの使用者は実験前は絵を描く意欲が溢れ出ていたが、実験後すぐに意欲が消失しスランプ状態になった
吐き出された死骸は通常のペンとして使用することが出来た
・考察
発見時から予測されていたが、影響が表れている状況であれば分泌物の摂取後などの影響を与えた後の状態でも影響が消失するらしい
捕食実験記録【Ⅱ】
捕食対象:I-0057-Vulpes(ゲンキヅケオン)
・実験方法
無人の部屋の中心にADLを投与した状態のゲンキヅケオンを安置し、別室から監視カメラを通して観察を行った
・結果
実験開始から8分後、地面から30cmほどの高さに異次元通路を出現させ出現
全身をこちらの次元に移動させてから地面を這っていたゲンキヅケオンを拾い上げて丸呑みにした
飲み込んだ後すぐ異次元通路を出現させて元の次元へと帰ろうとしたがADLの効果により異次元通路を通ることが出来ず、結果として捕食から1時間ほどこちらの次元にとどまった
実験に使用したゲンキヅケオンは実験直前に研究員に対して捕食活動を行っていたが、実験後研究員に倦怠感や気力の消失などは見られなかった
・考察
こちらは影響は消失しなかったか、物質による影響でのみの特性なのか、それともゲンキヅケオン影響が無気力の「捕食」、つまり無気力感の消失であることによる影響か...
捕食実験記録【Ⅲ】
捕食対象:T-0049-atakuru(ウジョコン)
・実験方法
部屋の中心にウジョコンを設置し、研究員一人が部屋の内部で壁をジッと見つめている状態で別室から監視カメラを通して観察を行った
・結果
実験開始から10分後に、地面から30cmほどの高さに異次元通路を開口させ出現
全身をこちらの次元に移動させてから地面に置かれたウジョコンを拾い上げて丸呑みにした
その後すぐに異次元通路を出現させて元の次元へ帰っていった
ウジョコンを提供した人物は実験前にウジョコンの半分を利用したが、実験と同時にウジョコンの効果が消失した
・考察
恐らく前回の実験で建てた仮説は前者が正しいのだろう、本種に捕食された不可視生物の放った物質は捕食と共に消失するようだ
また、出現条件は「誰も居ない場所」ではなく「直接的に誰も見ていない場所」であると考えられる
捕食実験記録【Ⅳ】
捕食対象:T-043-starkaki(チェトモキン)
・実験方法
誰も居ない部屋にチェトモキンを放ち、別室から紫外線式監視カメラを通して観察を行った
・結果
実験開始から11分後に、地面から1.3mほどの高さに異次元通路を開口させ飛翔しながら出現
部屋の内部を縦横無尽に飛び回りながらチェトモキンを捕食していき、全ての個体を捕食した所で異次元通路から元の次元へ帰っていった
チェトモキンは透過していたのにもかからわず、まるで対象を視覚しているかのように追いかけて捕食した
実験開始時は大量のチェトモキンの羽音により強烈な不快感と排除欲求が担当した全ての人員に発生していたが捕食と共に完全に消失し後にはさわやかな気持ちだけが残った
・考察
どうやら本種は透過中の完全透過性生物をも視覚し捕食することが可能なよう
また、本種から見て「不可視生物による意欲」にはどうやら不快感の排除なども含まれるらしい
捕食実験記録【Ⅴ】
捕食対象:P-0024-ibeno(ジーニアリ)
・実験方法
ジーニアリをケースに入れた状態で誰も居ない部屋に放置し、別室から監視カメラを通して観察を行った
・結果
実験開始から10分後に地面から30cmほどの高さに異次元通路を開口させ、首だけ出した状態で器用にケースを開けて内部のジーニアリを捕食した
捕食後は直ぐにもといた次元に首をひっこめた
・考察
捕獲に手間かかった希少な研究サンプルを使い捨てるなとまず言いたいがこの実験により様々なことが判明した
本種は無気配生物を感知することができ、特に無気配性が高い部類であるジーニアリですら近くが可能な事
場合によっては(個体による可能性もあるかもしれないが)こちらの次元に首だけ出して捕食活動を行う事などだ
また、これは判明したことではなく懸念されることだが、物質注入中のジーニアリを捕食した場合物質を注入されている人間が極度の自己嫌悪に陥り場合により重大な事件を起こすことが懸念される
その様な音が起こる可能性も考えて本種の危険度はXXXが妥当であろう
【捕獲方法】
捕食対象となる不可視生物を囮にして罠を作成し、捕食しにこちらの次元に現れた所を捕獲しましょう
ADLの使用により一定時間の拘束が可能な他、捕食対象となる生物を生餌として与えることで手名付けることができます
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