危険度:X
外見
青色のタコのような姿をしており、体全体に水の波紋が広がっているような模様が蠢いています。また、大きな目のような感覚器官が2つあります。
所々に白い貝殻のような物体が張り付いていますが、ジェディ曰く服だそうです。そのためか、脱着するところを人に見られることを嫌がります。プライバシー保護のため、ジェディの居室(管理ケース)内の監視カメラには意図的に死角を作っています。
生態
ジェディは大規模生息域「三栄津団地」の2号棟で発見されました。付近の防火扉の先が異次元に接続されており、そこからこちらの次元に迷い込んだものと思われます。その後、ジェディを発見した探査部隊三栄津団地調査チーム”アーベックス”により「脅威ではない」と判断され、また、新種の異次元生物であるという点から研究室に運ばれました。
上記のとおり、ジェディはこちらの次元には1匹しか存在しません。しかしながら、ジェディが生活していた異次元(以下、G次元)にはジェディの同族が多数生息していたとのことで、言語によるコミュニケーションや、建築技術・芸術などの概念も存在していたという話から、ジェディたちはG次元における「人間」のような立場の生物であると考えられます。
ジェディは高い知能を有しており、小学校レベルの日本語を教えたため、紙とペンによる筆談が可能です。
また、フォークとスプーンの使い方も覚えさせてみましたが、ジェディの食事方法が「食べ物を水のような自身の身体に沈み込ませて分解・吸収する」というものであることから、道具を使う必要性は無いように思われます。触手を巻き付けて物を保持するため、箸を使用することはできませんでした。
クロステスト
意志疎通が可能な異次元生物であることから、ジェディを他の不可視生物、特に異次元生物と接触させる実験は頻繁に行われました。以下はその一例です。
実験記録I-07-BK-2
内容:ジェディとI-0001-BlacK[ヒエヒエキ]とを接触させ、反応を見る。
結果:ジェディ曰く「初めて見る生き物」とのこと。興味深そうにケース内のヒエヒエキを鑑賞していた。
メモ:G次元とヒエヒエキが生息する次元は別なのか、単に生息域が被っていなかっただけなのかは不明。
実験記録I-07-BK-5
内容:I-0006-BlacK[リドレットメカニカム]の毒に対する反応の確認。ジェディには事前に内容とリスクを説明した上で了承を得ている。
結果:注射器による直接的な毒液の投与を行った。毒液は半透明の肉体に浸透し、その間、ジェディは小刻みに震え、身体は泡立っているように見えた。10秒ほどで通常の状態に戻り、その後のインタビューでは震える触手で「やばかった」とだけ文字に起こした。
メモ:人間が毒液を注入されたときとは反応が違う。しかし身体に異常が出る点は我々と変わらないようだ。アナフィラキシーショックが発生しないとも限らないため、今後の投与実験は禁止する。
有用性・希少性
現状、ジェディは我々に友好的、かつ協力的です。G次元についての多くの情報も提供してくれました。もはやジェディの有用性について疑う余地はありません。異次元生物研究チームの間では「準職員程度の権限を与えても良いのではないか」という話も出ています。
この間も、職員に鉄やアルミニウムとその他数種類の金属を求めたかと思えば、それらを用いて簡易的かつ安価な捕獲罠を作成しました。ジェディは我々の役に立ちたいと考えているようです。
もはやジェディは異次元からの訪問者でなく、我々の仲間なのです。ジェディに一般職員レベルのアクセス権限を与えても何ら問題は無いと思われます。ジェディは我々異次元生物研究チームの宝です。彼の望むことは全て可能な限り実現されるべきです。
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