第終級不可視生物事案茄水支部第四号、境界戦
事案状況
発生箇所 宇宙、土星付近
発生日時 2026年6月15日2時17分
被害 死傷者、物品の破損共に0
関連生物 アストドロン、空離菌、ツキエンキョウ、ヤドリメダマ、コチョウヒル、ヨウトウガラナキ、アラカン、アマノガワヲロチ、ウソシラセ、ゴミカスコウコクゼミ
概要
はじめに、知っての通りこれは起こらず終わった未遂事案である。だがあまりにもことが大きいのと、後始末が大変だったため、それらをまとめて一つの事案としてここに記録する。
まずアストドロン討伐計画は、空離菌、ツキエンキョウ、ヤドリメダマ、コチョウヒル、ヨウトウガラナキ、アマノガワヲロチ、そしてアラカン(空明星)を使用し、戦闘員らの尽力も加えて死者も物品の破損もゼロに抑えられた。戦闘後に発覚したが菊道秀三の気絶も心因性のものであり短時間で復活しPTSDなどの後遺症も確認されなかった。
しかし、世界への影響は完全なゼロではなく、人一倍早く事態に気付いた市民や研究機関によってアストドロンの接近が広められた。現在はメディアの文字や画像に擬態する不可視生物であるウソシラセの躾を施した個体を世界中に放流して、それに関するニュースや記事を「太陽系外の恒星間天体、土星の環の一部を吹き飛ばした後木星に墜落」のような内容に改ざん、情報統制を行い、さらにゴミカスコウコクゼミで情報隠ぺいを行った。しかし口頭の会話や記憶そのものを改ざんすることは物理的に不可能であるが、我々にはこれが限界である。全員がこの事を忘れるのを願うしかない。
また、事態に気付いた人間の中で一部、世界の終わりだと思って暴徒化した人間による事件がいくつか散見されたが、一般事件として処理され、不可視生物事案にはならないとされた。暴徒らの不可視生物に関する供述も幸いと言うべきか、ただのホラ吹きや妄想と処理されるだろう。
結果としてはほとんど被害なく終わった。実被害規模だけを考慮すれば、二次被害を含めても第二か三級程度だろう。正直私としてもスケールが大きすぎる割に、肩透かしを食らった気分である。勿論被害は少ない方がいいに決まっているが。とりあえずこれで事案報告は以上とする。というかもう休みたい。あらゆる方面への対処でそれはそれは疲れ果てている。事案報告レポート書いたからもう終わりでいいだろう。以上。帰れ。
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