名称:フカミチョウ
危険度:XXX
外見
深紫色の模様に黄色い触角が特徴的な蝶です。5~10センチほどの大きさです。
手記
これは、とある家屋に残されていたフカミチョウに関すると思われる手記です。
ああ、あれはとても寒い冬の日だった。
俺と友人の████は川の上で遊んでいたんだ。
あの日は大寒波がやって来た日だったから、川の水は全て凍っててさ、
その上を滑って遊んでたんだ。
そしたら一匹の蝶が飛んで来たんだ。こんな寒い日に。
それに見たことのない種類の蝶だったんだ。紫色の。
俺はその蝶が気になって████を誘い、後を追いかけたんだ。
無我夢中だったよ。なんか、こう……好奇心?ていうのかな。
とにかくその蝶に魅了されてたんだ。
随分と長い間、追いかけてたよ。
気付けば辺りは樹海の中で、俺達がどこにいるのかわからなくなっていた。
流石に引き返した方がいいんじゃないかって████に言ったんだ。
そしたらあいつは、俺に「絶対にあの蝶を捕まえる。」って言って。
そん時のあいつの顔は今でも忘れねぇ。
目が、あの蝶と同じ色になってたんだ。
そっから急に蝶が増え始めて、████の右足に群がってさ、
振り払ったら、あいつの右足が消えていたんだ。
いや、消えたというか、大量の蝶に成り代わったんだ。
そして今度はその大量の蝶が俺達の体に群がってきたから、
俺は████を担いで死に物狂いで逃げたんだ。
気が付いたら凍った川まで戻ってきてて、蝶は追ってきてなかった。
ただ、████が目を覚まさなくなった。
今も横のベットで眠ってる。
これはあの時、追いかけようと誘った俺の責任だ。
いつか読んだ本に、どんな万病をも治す木の根について書いてあった。
こんな物を信じていいのかという思いがあるがこれが最後の望みだ。
████の事は家族に任せて、俺はその木の根を探す旅に出る。
もし、これを読んでいるヤツがいるなら気を付けてくれ。
紫色に黄色い触角の蝶がいても絶対に興味をもつな。
それじゃあ、俺はあの大樹のある森に行くとする。
さらば。
生態
フカミチョウは好奇心、探求心を持った人間の前に現れ、その全ての好奇心、探求心を自身に向けさせ、魅了された人間はあらゆる手を使いフカミチョウを捕まえようとしてしまいます。
フカミチョウはその人間を異次元まで誘い出し捕食し、卵を産み付け増殖します。
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