第一等級不可視生物事案 星覧支部 第一号:【#斬座原トウキ新衣装お披露目】侍らしい衣装を作りました【斬座原トウキ/█████】

【警告】
当時案文書は関与生物の関係上機密指定文書に分類されています。情報漏洩防止のため、閲覧には星覧支部 長及び副支部長への閲覧申請並びに許可が必要です。

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【前提】
斬座原トウキは█████に所属していたVtuberです。「異次元にある山からやってきた侍系Vtuber」として活動していた形跡が多数残されていますが、当事案対象でもある新衣装お披露目配信を最後にアカウントは削除されています。

【事案内容】
当該配信中、斬座原トウキは視聴者との雑談や所謂プロレスを行いつつ、事前に募っていた新衣装予想ファンアートを紹介していました。この最中特に問題とされる行動は見受けられませんでしたが、しきりにスーパーチャットを懇願するような言動をしています。
問題は新衣装を発表した後にあります。斬座原トウキは新衣装である袴を一通り紹介すると、「新たなアクセサリーがある」として、一振の日本刀を手にしました。その日本刀には特殊な機能があったらしく、おもむろにランダムなコメントを一つマウスを用いて持ち上げ、日本刀に触れさせると、そのコメントは即座に真っ二つに切られました。斬座原トウキは配信内でこれを「新たなBAN方法である。暫くすれば戻ってこれる」と説明していますが、後の調査によりこの方法でBANされた人物のアカウントは削除され、戻ってこれないことが判明しています。
その後、斬座原トウキはコメントを切断する度流血ということで赤スパを要求しながら、半ば遊びでコメントを数件切っていきますが、十五件目のコメントを切ろうと刃に当てた途端、斬座原トウキのアバターが停止、吐血したかと思えば約三秒後に配信が終了し、アカウントが削除されました。
当時大人気であった斬座原トウキを失った█████は即座に捜索部隊を立ち上げ、社内に保存されていた住所や関係者への聞き込みを行おうとしたようですが、該当住所は空き家、関係者は存在していなかったため失敗に終わっています。

【証言】
30代女性主婦
「あの配信は見てました。トウキ様の衣装といえばやけに現代的な衣装が多く、よく小姓(斬座原トウキのファンネーム)の間でもネタになっていました。あのタイトルもそういった意図があったと思います。素晴らしい衣装だったとは思いますがあの日本刀はちょっとどうかなぁ……とは感じましたねぇはい。早く復帰してほしいです……」

20代男性会社員
「斬座原トウキ? あぁ█████の配信者でしたっけ。よく知りませんけど炎上騒動はよく耳にしました。まぁ事あるごとにスパチャスパチャ言ってたらそりゃ燃えるでしょうよ。まぁそれで月一千万稼ぐんですから恐ろしいですよ」

50代男性オカルトライター
「斬座原トウキが生まれたという異次元は実在する! あの配信以後インターネットの様々な地点に刀が見受けられるようになったのも斬座原トウキ世界とこちらとが接近し引力が働いたためであり、斬座原トウキや一部視聴者が消失したのも引力によりあちらへと連れていかれたためだ! 刀は異次元からの侵略者である!」

10代女性学生
「なんかYouTubeのShorts見てたらアカウント消えちゃって~……何か見なかったか? ええ、あ、なんか登山の動画に変な刀? みたいなのがあって、『そういう動画なのかな』って思って次の動画にしたらその刀が次の動画にも次の次の動画にも着いてきて笑。それで仕方なく触ってみたら動かせて、高評価ボタンの薄切りできちゃったんだけど、そのまま低評価のボタン切ろうとしたらアカウント消えた......マジ泣き」

【関与生物考察】
まず確実に斬座原トウキはI-012-starkaki〈ヴイバー〉です。弊支部でも独自に斬座原トウキに対してハッキングなどあらゆる手段を用いた"中の人"の有無を調査しましたが、存在しないことが判明しました。頻繁なスーパーチャット催促、視聴者の消失等もヴイバーの生態と一致します。
日本刀に関してはC-014-starkaki〈ヨウトウガラナキ〉である可能性が高いと思われます。また、ヨウトウガラナキはこれまでインターネット上において確認されていませんでしたが、当時案以後各地で見られるようになったようであるため、ヴイバーにより持ち込まれた可能性があります。どのようにして斬座原トウキがヨウトウガラナキを認知、持ち込んだかは不明です。現状、可能性のある仮説は四つ存在しており、以下の通りです。

1. I-019-starkaki〈ニゲンジキユ〉を用いた第三者による持ち込み説
2. ヴイバーには設定を用いる(今回であれば異次元の山へ行ける等)生態があり、それにより山へ赴いた際に偶然発見した説(当仮説は妄想の域である可能性があります)
3. 斬座原トウキ、若しくは担当イラストレーターが何らかの方法でヨウトウガラナキを認知、創造した説
4. 以前から持ち込まれていたが認知されていなかった説

当事案自体の被害は十四件と少ないものの、インターネット上に散らばるヨウトウガラナキによる被害は憂慮されるべきです。
また、当事案は現在第一等級に分類されていますが、ヨウトウガラナキが存在する原因が斬座原トウキにより持ち込まれたことによるものであった場合、等級が昇格となる可能性があります。

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